母の味……って、オカンやんΣ

こんばんは
目玉焼きにはコチュジャンとマヨネーズを和えたものを添える人です

コチュジャンの刺々しい辛みとマヨネーズのクドいコクが、上杉vs武田みたいに切磋琢磨でどうちゃらこうちゃら


(はい、今日のお題デジログ終了)


写メの日付が10月の31日だな
まだ茨城へ引っ越して間もない頃の話

遠足気分が抜けきってない私は、最初の一週間はとにかく色んなとこを歩き回っては食べていたと思う。

中には、おばあちゃん家みたいな店もあったよ。
広さの割に色んな物が積み重なってたり、塗装の剥げたテーブル１つと種類バラバラの丸椅子が数個ってノリの。


で
店の貼り紙に[500円(ワンコイン)ランチやってます]的なことが書いてあったんかな

横に広い建物で、すぐ隣が麻雀屋って感じでさ。
勇気を出して、二回目に通りかかった時に入店してみた。

ガラガラとドアをスライドさせると、すぐ目の前にカウンター、両脇にお手洗いと座敷。

酒の瓶やら色んなモンが乗っかってたな。

立ち尽くしていると
[いらっしゃい]
座敷の飲んだくれたオッサンが声を出す
て言うかそのオッサンを中心に、座敷には老若男女の[若]だけ抜けた人で埋まっている



正真正銘老人のテーブルと、隣には後ろ姿は普通のOLだが声や体系はオb(自重

カウンターに座るとジョッキ……に麦茶を入れて提供してくれた。

老(若)男女の料理と格闘しながら、ママはカウンター越しにまず一皿。

切り干し大根の煮物なんて最後に食べたのいつだろう。

そしておしんこや出世魚の刺身など、悪戦苦闘しながら一皿一皿カウンター越しに渡してくれる

モノによって写メの量が少なく見えるのが、時間を感じさせてなんかリアルだね。



そうこうしてるうちに、OLさんや会社員(30後半かな)の休憩時間が～とやらで、各自手分けしてご飯をよそりはじめた。
僕はカウンターにいたんでママさんから頂いたがね。

肉厚の麻婆豆腐に紫蘇の実の漬け物ににらたまに……手作りならではの味。
旨味のインパクトよりも体が満足するあの感じ。


サービス業って感じがなくて、皆ワイワイガヤガヤ好き勝手喋って、なんか楽しそうだなぁ。

僕に対しては母性を感じさせる笑顔、飲んだくれのオッサンには茨城訛り丸出しのキツい口調でのやりとり。

どっかの実家で絶対見かけた……ようなどこにでもある食器棚を眺めながら過ごした、今日の写メはそんな一枚。