街は秋風

何を隠そう「尾崎豊」が好きだったりする。
その生き方というより，曲全体にある「溢れる熱さ」がとってもいい。
高校生の頃に，周りに尾崎ファンがいたのだが，そういう状況となるとそこから離れる，というあまのじゃく的性格だったので，あまり詳しくは知らなかった。
大学生になり，アルバイト先の先輩たちと飲みに行って，さらに二次会でカラオケに行った時，初めて

「卒業」

という曲を聞いたのが始まりだった。←カラオケかいっ！
何だかよく分からないけれど，曲というかその歌詞に衝撃を受けてしまった。
それ以来，時代（バブル期）に逆行するように尾崎の曲を聞きまくった。
特に，最初の時期の曲が好きだ。
歌詞が感覚的に書かれている気がする。
妙な考えとか雑念が無い。思ったままを歌詞にしている感じがする。
彼が死んだ後に，いくつかのアルバムが発売された。
その中の１つに，表題「街は秋風」（秋風だったかも）というのがあった。

街は秋風　寂しくなるばかり
占いさえも　この頃はついてないおいらさ

ちょっぴり憂いのあるこの歌詞を１０代の彼が書いたんだと思うと，ある意味，すげぇなぁなんて思う。