- 名前
- roar
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 焦らず、おごらず、腐らず、陽気に笑い、 人を笑わせ、不器用だが全てに前向きに取り 組...
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彼女の笑顔
2011年10月15日 01:47
11年前・・・・
俺は長かった仕事の打ち上げも終わり
仲間たちと新宿の繁華街にくり出した。
厚化粧でしわを隠した真っ黒なアイラインの
おばさんたちが きびやかなコスチュームで踊っていた。
・・・all nude show・・・nude dancer・・・・
客たちは大騒ぎで片手にビール、片手に札束を握って
彼女たちに声援を送り チップをはずむ
俺たちもその中に紛れて バカをやっていた。
ステージでショーを終えたダンサーは
順番に客席をまわり 客をもてなしている・・・
けっこう卑猥な話・・・
もちろん俺たちも ただのスケベ面をして
彼女たちの話にチップをはずんでいた。
「たまにはいいや!!こういうことも必要さ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
メインのショーが始まった・・
可愛らしい一人の美女が踊り始めた
すべての客が目を奪われた・・・
誰よりも美しく大胆に
あまりにも危なっかしく
しかし
どう甘く見ても16、17の女の子だった。
大騒ぎしていた熱がスーッと冷めていった
俺は彼女をじっと見つめていた
彼女は恐ろしいほどに笑顔をふりまいている
だけど瞳は泣いているように見える
だんだん見ているのが 苦しくなっていく
だんだん 何かが悲しくなってくる
彼女と話がしたくなって
店が終わるまで 待った 待った・・・
俺は彼女に「どうして?」と聞いた
たくさん聞いた
彼女は言った
「生活のためよ あんたバカね いいじゃない別に・・・」
俺は少しだけムッとした
そして悲しくなった
しばらくして思った。
いろんな人がいる
いろんな人生がある
彼女は彼女のやり方で頑張っている
それでいいんだと思った。
あまり運命なんてものは信じたくないが
やはりそういうことってあるんだと思った
だけど それでいいんだと思うけど・・・
だけど やっぱり
彼女の笑顔が見たいな と思った・・・・








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