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滑らない話し

2011年09月13日 09:40

うふっふ~


最近滑らない話しを研究中です

鉄板話しと言うものは、数あって困ることもありませぬ


この話が鉄板の笑い話しになるかどうか教えてくださいな
反応が良かったら実践投入ですp(^^)q


『まっさんの話し』



…あれは忘れもしない、4年位前のことだったように思います。僕が19歳程度のうら若き少年だった頃の話しですね。


その頃は、社会人2年目のフレッシュマンをしていまして、スーパーマーケット果物売場でカッターシャツエプロンを身につけて、せっせっと果物を盛っていたんです。


するとそこにダミ声がひびきました。


『よう、めがね☆元気か?』


高校時代の友達『まっさん』がひょっこりと現れたのです。


『うわぁ。まっさん久しぶり~☆元気してた?』


『おお、元気元気!お前もかわらんなぁ~』

などなど、たわいもない会話をしました。
まっさんとは、高校は同じで友達だったけれど、家は正反対で遠く、卒業してから合っていなかったので、実に懐かし感じです。


『久々にまっさんダンスしてよ☆』


『おお、やったらーな♪』


まっさんは、その小肥りの体を揺らしながら、かぶったカラフルキャップのツバを摘んで、高校の時と同じように『まっさんダンス』を見せてくれました。
本当に愉快なヤツです。


『あっはっはっ素晴らしいな♪』


『そだろ☆』


そんなこんなで、楽しい数分は過ぎました。もっとくっちゃべりたかったのですが、ハゲのイカツイ店長に見つかったら大変です、残念ですが話しを切り上げました。


『じゃあなまっさん、またな~。』


『おう、めがねまたな~。』


そういって二人は手を振りながら別れました。
まっさんは、お客に紛れすぐ見えなくなり、僕はそれを見送ったあと仕事に戻ったのです。
その後せっせと仕事をして、夜の7時半位になり、仕事も終わりを迎えました。

我がスーパーマーケット労働終了の時、事務所にある退勤帳にハンコを押すと言う形をとっていますから、いつも通り事務所に向かいました。


失礼しますと言って事務所に入り、ハンコを押して…


…ん?


何か物凄い違和感がありました。


…??


事務員さんの机であるはずの所に、何故かカラフル帽子を被った小肥りの青年が見えるのです。


…そ、そんなはずは無いさ…。。。


必死に疑念を振り払う僕。
でも、ハゲでイカツイ店長に睨みすえられているのは…


『シクシク…えぐぅ…す、すみません、どうか警察だけには言わないで下さい…』


めっちゃダミ声や。


座った机に盗んだのであろう品物を点々と並べ、うなだれているのは…


『うっうっ……で、出来心だったんです…許して下さい……しくしく』


僕の存在に全く気が付かず、震えながら涙の謝罪をしているのは……


…ま


…ま



(まま、まままま………まっさぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんんんんん!!!!!!!!!!!!)




その事実を理解して、僕は激しくうろたえキョドりました。
しかし、コレだけはハッキリと思いました。気が付かれてはいけない!!

僕はあらん限りの技術を持って忍びの者と化し、事務所から逃げ出しました。


…はぁはぁ…


まじかよ…
まっさん…

アリかよ…
まっさん…

ちくしょう


グルグル回る思考。







アレからいく年月か…まっさんにはそれから合ってはいません、しかしあの時の気持ちは、未だに色あせること無く記憶しています。




そんな青春の思い出。



最近、風の噂がありました。
まっさんがパパになったそうです。
できちゃった婚らしいです。



そんなまっさんに両手一杯の幸あれ…。

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