服は白、本より水

連日の外出のせい、と言うよりも
日中の暑さにやられて目が回った。

ひどくならない前に涼しい所へと
駅ビルのベンチを求めて避難。
１階はご年配の集団で満席。
２階へ行こうと本屋を横切って行くと
ふと目に入った青い装丁。

新潮文庫限定版の、光沢ある青いカバー。
谷川俊太郎「真夜中のミッキーマウス」が。
横切ってラッキー。
買って、久々に読み直す。

ウラログでしか書けない有名タイトルを始め
結構エロティックな詩が続くんだけど
露骨な男女の欲望が、詩人のフィルターを通すと
何でこんなに胸を打つんだろう。

でも実際、詩に意味づけをするのは
読んでる人達なんだろうなぁ、と。

感動新たにしているうちにノボセたのか
更に気分悪化。目が回ってグラグラ。
でも私は、見知らぬ人から声を掛けられる率が高くて
今日も身動き取れなくなる前に、おばさんから声を掛けられ
沢山の人に助けてもらった。
自分の人寄せ体質に、感謝する瞬間。

「まだ日中は暑いんだから、黒い服なんかダメだろ！」
おじいちゃんに怒られたのには、つい笑っちゃった。
そっか、軽い熱中症みたいになってたのね。
「こういう時は、すぐ水分摂取が基本だ！」
本なんか買ってる場合じゃなかったです、反省。

朝は涼しかったんだけどな、気を付けよう。
朝晩の涼しさと、日中の気温差にはビックリ。
皆様もお気をつけ下さい。