- 名前
- モー次郎
- 性別
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- 年齢
- 43歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 夢の実現のために東京進出してきました! ただ、忙し過ぎて友達を作るどころか休みの日は...
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十年前の夏・・・・・
2006年08月20日 23:03
甲子園決勝、引き分け再試合?途中までしか見てなかったんだけど、見応えありましたね。田中も斉藤もえげつないスライダー投げるよなぁ。明日の試合楽しみだけど、多分駒大が勝つでしょうね。さすがに斉藤の四連投はきついと思う。
さて、今日の日記はほろ苦い過去の思い出を書こうと思います。脚色無し、完全ノンフィクション!!
~~~十年前の夏、高校野球千葉県予選~~~
出番は突然やってきた。3対3同点、八回裏。
その前の回、八回表の相手の攻撃の際、ホームベース上のクロスプレイでうちのチームのキャッチャーが脳震盪で病院に担ぎ込まれた。点こそ取られなかったものの、彼は主将でありチームの大黒柱的な存在だった。相手が格下とはいえ試合は苦戦中、しかも攻撃の先頭バッターは退場した彼で、ベンチの中がざわめいていた時だった・・・。
「代打、行って来い。」
監督に指名されて一番驚いたのは俺だった。試合前のウォーミングアップで体はほぐれていたけれど、素振りも何もしてない。変化球が全く打てなかったためにいつもは守備固めか代走ぐらいしか出番のなかった俺に、まさか代打で出されるとは思ってもいなかったんで心の準備は全く出来てなかった。
高校野球の公式試合は、試合の時間短縮のために
投手・打者ともにあまり余裕をもらえない。場内放送で代打が告げられてる時には、俺はもうバッターボックスに立っていた。
頭の中は真っ白だった。負けたら終わりの最後の夏、しかも回は終盤。大黒柱がいなくなってみんなが不安になってる中で、このイニングの攻撃は重要だ。一点でも取って勝ち越せれば次の相手の攻撃を抑えれば勝ちが決まる。。。
初球、カーブ。外角へ外れるボール球だった。変化球が打てないのは自分自身が一番わかってたから打つ気は全くなかった。待ってるのは直球のみ。頭が真っ白ながらも、投球への集中力はすごかったかもしれない。はために見れば明らかに力んでいたことと思うが。
そして、運命の二球目・・・待っていた直球が来た。しかも得意にしてる内角低め。たいして球の速いピッチャーじゃなかったから、内心「もらった!」と思った。
「ガキン」
鈍い音がした。気負い過ぎて力みすぎたんであろう、得意のコースだったのにバットの先っぽに引っ掛けてしまった。打球はサードの前にボテボテと転がっていった。
「しまった!」と思いながらも必死でファーストに向かって走った。エラーでも何でもいい、とにかく塁に出なければ!!
・・・・ファーストへのヘッドスライディング空しく、アウトのコールが聞こえた・・・・・。
俺はベンチに戻った後、ずっと泣きながら大声で応援し続けた。悔しいやら情けないやらで涙が止まらなかった。
結局試合は10回の裏に4番のレフト前タイムリーでサヨナラ勝ちした。
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もう十年も前の話になる。今でもたまにあの内角低めの球を打つ夢を見る。「もらった!」と思って打った球がボテボテのサードゴロ。悔しくて目が覚めるんですけどね~^^;
高校時代は野球部引退するまでずっと野球に全てを賭けて生きてたから、人生初の「挫折」ってやつですかね。
・・・良くも悪くも青春のほろ苦い思い出ですw
このデジログへのコメント
ほろ苦い思い出だからこそ
忘れられない大切なものですよね(^^)
スゴク青春って感じで羨ましいです!!
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