東京の夏

梅雨があけました。
とはいっても、今年の梅雨は東京に限っては雨の少ない梅雨らしくない梅雨だった気がします。
要するに、もう数週間前から「夏」だったと。

昔を思い出すと、夏といえば蝉が鳴いて、蚊取り線香を焚いて、夕立の後のちょっとした涼しさにほっとするような時間があったものだと思います。
今年に限っては、まだ蝉も鳴いていないし、蚊も見かけないし、夕立も降る気配がありません。

こういうのを都市型の夏って言うのかなぁ。。。
何となく夏はやっぱり田舎の方が過ごしやすいですね。

東京とはいえ、昔はまだまだ周りには土も緑も多かったものですが、今はすっかりマンションなどが立ち並ぶ風景に変わってしまいました。

東京、いや、大都市は季節という色を忘れてしまったのかも知れません。

私は東京生まれの東京育ち。
親も東京で、俗に言う田舎がありません。
いわば東京が田舎です。
田舎がその姿を変えていくのは、物悲しいものがありますね。