- 名前
- ゆうこ^-^
- 性別
- ♀
- 年齢
- 56歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- パチンコパチスロ大好きな兼業主婦です 時々ログを更新してます よろしければ こんな人...
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ある日の訪問者
2011年05月31日 00:01
裏ログに出てくる和くん
もうすっかり馴染んじゃって
週に1回遊びにきてたりしますが
なぜか親御さん公認で来てたりして
もっとも うちに来て何をやってるか
本当のことは知らないですけど
ある土曜日のこと
和くんから電話がくる
「もしもし 和くん なに?
はいっ・・・ 何で?」
何故かは知らないけど
和くんのご両親が来るとか・・・
「ねえねえ 大変」
「どしたん?」
「和くんのご両親が来るんだって」
「何で?」
「知らないよ どうしよう?」
「ふむ 確認しとこ」
主人が和くんに電話
「ふむ そういうこと で、あの件は言ってないのね
じゃあ 間単に打ち合わせね
出会いは 実際の場所で
和くんは建物とか花を撮ってて
わたしが話しかけて
写真の話で気があってうちに来た それでいこう」
電話を切る
「どうやら 息子(和くん)が最近 明るくなったとかで
理由を聞いたら うちに来てるって答えたそうだ」
「そうなんだ・・・」
「で、どんな夫婦なのか 偵察とお礼を兼ねて来るってことだね」
「そう よかった」
「安心ばかりしてられないよ」
「えっ?」
「きちっとしたところ見せて安心させてあげなきゃ」
「そっか・・・それでどうしよう」
「まずは 和室に接客の準備ね
あと コーヒー お茶の用意
お茶は絵里ちゃんからもらった狭山茶あったね
それと今日はミニじゃなくジーンズでいいから
ミニとかだと和くんのお母さんが心配しちゃうから」
細かい・・・
まあ こういうのが得意というか趣味みたいな人だし
そして 和くんのご両親到着
「和くんいらっしゃい」
「こんにちは」
そしてその後ろに御両親
「あ、和久くんのお母様 お父様ですね はじめまして」
主人も来て挨拶をした後
和室に通してお茶を出す
「それで今日はどんなご用件で?」と主人
「いや 和久がお世話になってるお宅にご挨拶にと思いまして」
「それは わざわざお気遣いいただき恐縮です」
うん ここからは おおまかな会話を
嘘と事実に分けて書きます
「息子とはどのようなキッカケで?」
そこの通りで和久くんが写真を撮ってた
(うん これは 事実)
建物とか花とか撮ってた
(事実はわたしを盗撮してた)
写真好きなんだ?って声かけた
(実は 君が盗撮犯だねって声かけたらしい)
そして家に来て写真の話とかした
(家に来た以外は嘘)
よかったらまた遊びにきていいよとなった
(これは 事実)
和くん 退屈そうだったんで
お手伝いってことでダイニングに呼ぶ
こっそり盗み聞き
「そういえば 和久なんですが」
「はい」
「実はお恥ずかしい話ですけど 登校拒否してたんです」
「ええ 和久くんから聞きました」
「それが ある日 学校へ行くとかいい出しまして」
「そうですか」
「話を聞いたら こちらで行くようにすすめられたとか
それで どんな手を使ったのか お伺い出来ますか?」
「特別なことはしてませんよ
実はわたしも登校拒否まではありませんけど
人見知り激しくて 学校が苦痛だったんです
その時 親の知り合いの人が
何かあったら相談乗るからおいでって言われて
すごく助かった記憶がありまして
和久くんと昔の自分が重なったというか」
「そういったもんですか?」
「そうですね ただ勘違いしないでいただきたいのは
相談というと深刻そうに聞こえますが
実際は学校であった面白いこととかそういうものばかりで」
「そういうのを なんでわたしらに言わないのかね」
「あ、それは仕方ないことですよ」
「なぜです?」
「わたしは子供がいないので親の心は知りませんが
子供にとって親は上から命令するイメージが強いんです
例えば 子供が 聞いて聞いてって話しかけてきて
耳を傾けたら 帰りに大きい猫を見たって話だとします
どうこたえますか?」
「そうですね わたしでしたら [だからなんだ?]かな」
「わたしなら うーん [くだらないこと言ってないで宿題しなさい]かしら」
「それが普通な反応だと思いますけど
子供からしたらもっと違う言葉が欲しいもんなんですよ
例えば どのくらい大きかった?とか 次に繋がる会話を」
「なるほど 言われればそうですね」
ほんと この人 こういう会話は得意だなって思う
「ステップを踏むじゃないですけど
そういう会話をする相手がいて
そしてその会話を次は友人と最後は御両親と
本当は順番おかしいんですけど
和久くんの場合 こんな感じになればいいなと
学校も つまらないからじゃなく
つまらなかったら面白いものを探せばいいんじゃないかなって
例えば 人の癖とか
写真が好きなら 教室から見る空
階段から見える空とか
あらゆるところに題材があるし
もっとも 素直な和久くんだから
出来るんじゃないかなと思いますけど」
なんか 頭が痛くなるような話だけど
ご両親の主張もうなづきながら
自分の考えを浸透させていく
ほんと ペテン師とはよく言ったもんだな
「ご迷惑でなけれな今後も息子をよろしくお願いします」
「いえ ご迷惑なんてとんでもない ただひとつだけ」
「はい なんでしょうか?」
「最後は御両親だと思いますよ」
「そうでしょうか?」
「そうじゃなきゃ困りますよ」
「そうですね わたしたちも頑張ります」
和くんの御両親訪問は無事に終わって
御両親公認でうちにこれるようになりました
夜 主人の口をひっぱってみる
「いててっ、なに?」
「なんで あんな嘘 さらっと言えるのかな?」
「嘘は言ってないぞ」
「どこがよ?」
「写真撮ってるとこ声かけて家に呼んで仲良くなった
どこに嘘がある?」
確かに嘘ではないけど・・・
なんにしても・・・
無事に終わって よかった・・・
このデジログへのコメント
初めまして(^^)
会社でペテン師と言われているので
ご主人に親近感わきます(^^;)
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