- 名前
- がすぱ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 52歳
- 住所
- 石川
- 自己紹介
- 結婚五年目。家に帰りたくない病です。
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とあるログから
2011年05月30日 06:11
あるログを読んだ。
結婚10年目の夫、妻を事故で二ヶ月前に亡くしたが悲しくない。
考えるに妻は対等の関係ではなく「保護の対象」だったから。毎日、子供さながらに甘えて来る妻から、やっと解放されたという思いの方が強い…という内容のものだ。
似たような人がいるものだ。
自分も同じように感じているから。
毎日、夜9時に子供を寝かしつかせ、そのあとは妻のお守り。疲れていても先に寝ることなど許されない。
愚痴りながら、私の膝に頭を乗せてテレビをみる妻。11時頃になったら、明日に響くから寝ようと声をかける。「立てないよ~」と甘える妻を立たせ、歯磨きをさせ、おぶって2階へ連れていき寝かしつける。
その間、少しでも気に入らないことがあると突然機嫌が悪くなり当たり散らす。
子供そのものだ。
私は自分を抑え、九割方嘘の表情で、日夜「保護」を続ける。
妻は私よりも社交的で、近所からの評判は悪くない。職場でも友達がたくさん居るようだ。
私も妻に付き合って、友達連中と食事をしたことがある。
そんな妻だから、はたから見れば、仲良し夫婦に見えるのだろう。
時々うらやましがられるそうだ。
しかし、私の心に喜びやときめきはなく、ただ日々を淡々とこなす。
これも愛情の一つの形なのだろうか。
ただひたすらに与え、決して報われることのない愛。
マゾヒスティックで、閉塞的で、対象のない愛。
私は、どこに向かっているのだろうか。
人生そのものを見失っているようだ。
…いつか妻が死んだら、私は多分、心のどこかでホッとする。
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