草村正彦

確か。二年前の夏の日に初めて見た。

富士山の麓で。真夏の灼熱が照りつける中で。

青い空と緑の山々が美しいコントラストを描いていて。

ジリジリと人混みの中で私は汗を掻きながら

待った。


初めて見たその時。

この世の物とは思えない美しさに驚いた。

それが第一印象。

猛暑だと言うのに長袖を着て汗も掻かないその人は。

今となっては。

それがもう異常な事だったに違いない。

とても。とても。まっしろな肌でした。

でも美しかったな。



・・・・・


一年後の夏。


彼の夢だった。あの場所で。

富士山が見えるあの場所に。

沢山の人が居るのに。

彼の作ったメロディーが流れるのに。

彼だけ居ないのだ。

私が彼を見たのは、夏の日以来、秋に一度だけ。

たった二回だ。


・・・・・

去年の夏の終わりに。
もう一度山梨県に行った。
富士吉田に降りると。

志村を感じれる。

　

そんな夏の日の出来事の隣で。




今日はヒバリのこころ。


昨日は私のお友達が沢山行ってた。
電話が掛ってきて。

今年は大阪ろくろくに皆で行って、帰りは京都ツアーだって
騒いでた。


皆元気そうです。

何よりです。


本日晴天なり。お出かけ日和。

志村正彦と草野マサムネは
私にとって。


。


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春の歌ー愛も希望も作り始めるー遮るな―どこまでも続くこの道をー