セピアになる場所。

梅雨が明けてしまって、日々暑いですね。
でも、明け方にはヒグラシが鳴いています。

最近、忙しくて全くネットと縁が無い日々だったのですが、久しぶりに開いています。
仕事が入ると、なかなか自由な時間は見つけられないものですね。

今日、二年ぶりに大学の先輩にお会いしました。
全然変わってなくて、でも少し大人の社会に疲れているように見えました。

弱音をネットの日記に載せて身を軽くしようとしている彼女は、二年前の自分の姿と重なります。
部活の仲間と再会して、楽しそうに演奏している彼女にとって、今日という一日はとても輝いているんだろうな、と思うと、少し切なくなりました。

数年後、あたしもこの場に久しぶりにやってきて、過去のさまざまなことを思い出して泣きそうだから。

叶わなかったこと。
適わなかったこと。

今でさえ、それらが明確にあたしの中に居場所を作っているのだから、きっといつか、そうなる。

そんな場所で、今は当たり前のように過ごしていることが、切ないんです。
あたしにとって今ここは当たり前の場所だけっど、過去にここを去っていった先輩たちにとっては、ここは思い出の場所で、セピアだから。

その隔てがあることが、悲しい。