ある日の占い

名古屋市内の複合レジャー施設に占いブースを週末だけ出させてもらってる。

思ったほど人は来ないね。

まあこんなもんかと、夕方帰り支度を始めようと思った矢先。


「あの～ いいですか？」


と。

見ると40代くらいの幸薄そうでくたびれた感じの男性が。


「ああ どうぞどうぞ」



鑑定をやって見ると、以外とこの人バランスの取れたいい星回り。

本人との見た目のギャップに少しびっくりする。


「で 相談事は何ですか？」


と聞くと


とにかく何もかもうまく行かないとのこと。


仕事もない。だから金もない。結婚もとうの昔に諦めた。最近は住む所もないそうだ。


いかに星回りが良くても生き方次第でこんな風になっちゃうんだな～


で どうすればいいかと言う。

。。。


仕方ないから

「どうすればいいかわかりませんか？」


と聞いてみた。

その人は

「だからこうして診てもらってるんじゃないですか」

と。

なるほどね。



「じゃ どこそこの木の下に打ち出の小槌が埋まってるから、それを振って何でも欲しいもの出しなさい、と。あなたそういう類いのことを私に求めてるんですか？」

と言ってみた。

本人は黙っている。


「じゃもう一度。どうすればいいと思いますか？」


「まあ、恥を忍んで身内に頼るか、地道に職安に足を運ぶか。。。」


「そうですよね～ 因みに頼れそうな身内さんとのご関係と生年月日がわかれば教えて下さい」


で いろいろ調べた結果、鑑定上では

「来月節分以降の○日にお兄さんに相談するのがいい」

と結論づけた。

「ありがとうございました」


と頭を下げられたそのあと、


「お金がないんです」


と言う。



「まあいいです。今度ある時持って来て下さい」

と言った。



あの人の今後はどうなって行くんだろうな～



多分、人生のどっかの時点でボタン掛け違えたんだろうね。


運命は変えられる。

ってことは悪い現状がその人次第で良くもなるし、もちろんその逆もある。


結局は自分次第なんだよね。





占いブログはPCからだからなかなか進まないんでこっちに書き込んでみたよ。