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七草粥食べましたか?

2011年01月08日 20:37

皆様、昨日は七草粥でしたがお食べになりましたか?
その七草について調べてみました。
春の七種


春の七種
春の七種とは以下の7種類の植物である。


春の七種
七草がゆ名前 現在の名前 科名
芹(せり)セリセリ
薺(なずな)ナズナ(ぺんぺん草)アブラナ
御形(ごぎょうハハコグサ(母子草) キク科
繁縷(はこべら)ハコベ(蘩蔞)ナデシコ
仏の座(ほとけのざ) コオニタビラコ(小鬼田平子) キク科
菘(すずな)カブ(蕪)アブラナ
蘿蔔(すずしろ)ダイコン大根アブラナ

(「仏の座」は、シソ科のホトケノザとは別のもの)

この7種の野菜を刻んで入れたかゆを七草がゆといい、邪気を払い万病を除く占いとして食べる。呪術的な意味ばかりでなく、御節料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能もある。

七種は、前日の夜にまな板に乗せて囃し歌を歌いながら包丁で叩き、当日の朝に粥に入れる。囃し歌は鳥追い歌に由来するものであり、これは七種がゆの行事と、豊作を祈る行事が結び付いたものと考えられている。歌の歌詞は「七草なずな 唐土の鳥が、日本の土地に、渡らぬ先に、合わせて、バタクサバタクサ」など地方により多少の違いがある。

七種の行事は「子(ね)の日の遊び」とも呼ばれ、正月最初の子の日に野原に出て若菜を摘む風習があった。『枕草子』にも、「七日の若菜を人の六日にもて騒ぎ……」とある。

これらは水田雑草ないし畑に出現するものばかりである。おそらく水田周辺で摘まれたと思われる。

歴史 [編集]
日本では古くから行われており、『延喜式』には餅がゆ(望がゆ)という名称で七種がゆが登場する。餅がゆは毎年1月15日に行われ、かゆに入れていたのは米・粟・黍(きび)・稗(ひえ)・みの・胡麻・小豆の七種の穀物だった。これを食すれば邪気を払えると考えられていた。なお、餅がゆの由来については不明な点が多いが、『小野宮年中行事』には弘仁主水式に既に記載されていたと記され、宇多天皇は自らが寛平年間に民間の風習を取り入れて宮中に導入したと記している(『宇多天皇宸記』寛平2年2月30日条)。この風習は『土佐日記』・『枕草子』にも登場する。

その後、春先(旧暦正月は現在の2月初旬ころで春先だった)に採れる野菜を入れるようになったが、その種類は諸説あり、また、地方によっても異なっていた。現在の7種は、1362年頃に書かれた『河海抄(かかいしょう)』(四辻善成による『源氏物語』の注釈書)の「芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種」が初見とされる。

江戸時代頃には武家や庶民にも定着し、幕府では公式行事として、将軍以下全ての武士が七種がゆを食べる儀礼を行っていた。

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