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おみくじ

2011年01月02日 16:06

初詣に行った際、運だめしで引きたくなるのが“おみくじ”。一年の行方を占う意味でも気になるところだ。だけど、「おみくじに作法はあるのか?」とか「“凶”を引いてしまったらどうしたらいいのか」など、おみくじにはさまざまな疑問も。今回は、そういった疑問を、住職さんたちにぶつけてみた!

■「おみくじは、参拝の前とあと、どちらに引くべき?」

答えてくれたのは、「観音さん」の愛称で親しまれる大須観音(名古屋大須)の副住職岡部雅さん。「まずは神様観音様にあいさつを! 参拝してから引きましょう」と岡部さんは話す。「おみくじは単に吉凶判断を目的として引くのではなく、その内容を神様観音様の声として捉えて、生活に生かしていくのが大切です」と、“おみくじをよく読み解くこと”の重要性を教えてくれた。

■「“凶”が出たら再度引いてもいい?」

「再度引く場合は、日を改めて参拝してからにしましょう」とは、先ほどの副住職岡部さん。読んだあとは境内の木の枝に結ぶのもアリだが、家に持って帰って何度も読み返し、自分自身の行動に照らし合わせてみるのがオススメだという。どうしても納得いかない場合は、後日改めて!

■「“凶”より悪いおみくじがあるって本当?」

「本当!」とは、神奈川県江ノ島にある龍口寺の解答。ここには、おみくじの番号の隣に、なんと「恐」の文字が書かれた、「凶」の上を行く厳しいおみくじがあるのだ。実は、古くから龍口寺に伝わるおみくじには、一般的な「大吉」や「凶」は書かれていないのだが、そのかわり、紙片左上の漢字4文字と、その下の文章が吉凶を判断する材料に。「恐課尭陰」と書かれた恐ろしいおみくじを引いてしまったら、もう神仏に頼み込む以外、救われる方法がないかも…!?

■「“凶”がうれしいおみくじもあるの?」

これも本当! 上述の龍口寺とは逆に、横浜市大倉山にある師岡熊野神社では、「凶」が出た場合、「何にでもご利益があるお守りを付けているんですよ」とのこと。同所では、「凶」を引いた参拝者になんと“縁起直し”のお守りが授与されるのだ。諸願成就のこのお守りは人気があり、わざわざ「凶」を引き当てるために訪れる人もいるそうだ。

意外に知らないことも多い“おみくじトリビア”。初詣の際に、友だちや家族に教えれば、「へぇ~!」と驚かれること間違いナシだ!【詳細は12月17日(金)発売号の横浜ウォーカー東海ウォーカーに掲載】

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