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別府温泉論

2010年11月29日 22:48

別府温泉論

衝撃!温泉火災発生の瞬間を激写

・・・ではなくて、別府温泉地の1つ、鉄輪(かんなわ)温泉街写真

この煙、一つ一つが「源泉」です。
これが驚異の別府温泉。「泉都」の名は伊達じゃない!
冗談抜きでいくつ温泉があるやらわかったもんじゃない。

ところで、日本最大級の温泉地!という言葉を良く聞きますが、少し整理してみましょう。

まず、温泉は「自噴湧出」すなわち自然にボコボコ湧き出してる温泉と、「動力汲み上げ」機械で掘って汲み上げる温泉に分かれます。

自噴湧出量日本№1は群馬県草津温泉です。

また秋田県玉川温泉日本一の冠がつきますが、ココは「単一泉源からの自噴湧出」日本一

つまり、草津はあっちこっちからガンガン湧いてるのに対し、玉川はいっこの源泉からドボドボ湧いてくる、という事です。


では別府温泉はというと、自噴湧出では草津に次ぐ2位となっています。

まあこれはこれで凄い事なのですが…

「自噴湧出+動力汲み上げ」の合計、すなわち温泉に使われているお湯の量で見ると

湧出量137,040キロリットル/日(平成12年環境省

2位を引き離すダントツの1位であるどころか世界第2位にランクインするという凄まじさ。

ちなみに世界一温泉湧出地はアメリカイエローストーンだそうですが、アメリカには温泉文化が無いため、ほぼたれ流しになってるそうです(笑)もったいないなぁ…


まあともかく、別府じゃあ、温泉はそこらへんにナンボでもあるってことです。

犬も歩けば温泉にあたる(笑)


市内全域が温泉地であるため、「別府温泉」と一言で言っても、どこの事やら良く分かりません。

そのため「別府八湯」というエリア概念が出てきました。

別府(べっぷ)」「浜脇(はまわき)」「観海寺(かんかいじ)」「堀田(ほりた)」「明礬(みょうばん)」「鉄輪(かんなわ)」「柴石(しばせき)」「亀川(かめがわ)」

それぞれ歴史の事なる八つの温泉郷に分かれます。

いずれも個性的
「昔ながらの湯治場雰囲気の強い鉄輪温泉
地元の人銭湯代わりに使う小さな温泉の多い浜脇温泉
硫黄の臭いの立ちこめる、観光客に人気の明礬温泉

…などなど。

昔は湯布院塚原を加えて別府十湯と呼んでたらしいですが…
現在湯布院エリアは別の温泉地扱いになってます。

それと、現在の温泉法で、温泉の種類は11種類に分類されますが、別府ではそのうち、放射能泉を除く10種類の温泉があります。

別府に行けば、温泉の(ほぼ)全てが分かる。

あと、別府ならではの光景として、
「寒い日に、マンホールのふたの上にネコが丸まって寝ている」事がたまにあるのですよ。

おかしな光景ですが、下水温泉が流れているので、金属製のマンホールのふたが適度に暖かくなり、ネコに優しい環境になるのです。

凄いぞ、別府

このデジログへのコメント

  • りゅう 2010年11月30日 20:43

    温泉いっぱい!温泉大好き!・・・なのに温泉の事を分かってる人が少ないです、日本人。

    「地獄のエステティシャン」として、皆に温泉の良さを伝えて欲しい!

    …オイラの日記では、足跡すら付かない(笑)

  • りゅう 2010年12月01日 19:18

    > Maimiさん

    のんびり、ゆっくりつかるのが、温泉の効能を最大限発揮するポイント
    とはいえ無理な長湯は禁物!体調に合わせてマイペースで楽しみましょう

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