『純愛にして鬼才と天才』

『クララ・シューマン-評価★★★★』

【ストーリー】
満員の聴衆を集めたハンブルグのコンサートホールで、ピアノを演奏するクララを見守る二人の男がいた。名作曲家として名高いクララの夫、ロベルト・シューマンと、無名の天才作曲家であるヨハネス・ブラームス。ヨハネスはその才気と奔放な性格でたちまちシューマン一家に気に入られ、デュッセルドルフで共に暮らすことになった。この奇妙な同居生活の中で、クララ、ロベルト、ヨハネスの心は激しく揺れ動くのだった…。

恋愛映画にして余すところなくクラッシック音楽を堪能できる作品です。演奏家として恵まれた才能を持つクララ。作曲家として大成功を成し遂げるシューマン。そしてクララとロベルトが天才ブラムース。ブラムースはロベルトへの恩義を果たすべく最後までクララと純愛なる絆を大切にする。
ロベルトが偉大な作曲家でその陰で支えるクララが才能恵まれたピアニストであるか！また、なぜブラームースが天才と呼ばれる作曲家なのかが音楽を通じて解りやすく伝えられている。
是非、クラッシックファンには見てもらいたい作品。