１７回忌

今日は母の命日。
ちょうど１７回忌になります。
早いな～、もう１７年も経ったのか。

放射線治療の膣内照射があまりにも痛くて、躊躇してた時、Ｈ先生が言った言葉。

「お父さんより先に死ぬなんてシャレにならん事出来ないでしょう」

思わず泣いてしまった。
Ｈ先生は私が号泣してしまったので、言い方が悪かったってしきりに謝っていたけど・・・

同じく両親より先に逝ってしまった母を持つ大親友Ｓちゃんに泣きながら話したら、体をくっつけて「そんなの知ってるよ」って言いたいよね。と言ってくれた。

そう、そんな事分かってる。

母の父親は去年亡くなってしまったけど、母の母は足は悪いけどまだ元気で生きている。
１７年経った今でも。

母の母である私のおばあちゃん、父より先に死ぬわけにはいかない。

母が死んだ時、母のおばあちゃん（私の曾祖母）もまだ生きていた。
そのひいおばあちゃんがその時言った言葉忘れない。

「友達を見送り、旦那を見送ってきたけど、まさか孫を見送るとは思わなかった。長生きしているのは辛い」と。

長生きって良い事なのに「辛い」と言わせてしまった母。

私はそんな事言わせたくない。
放射線治療が終って、今後どうなるのか分からないけど、生きるんだって強く思って結果を待ちたいと思う。

逝く順番が狂ってしまった残された者の悲しみを見てきたから。

今日は母に絶対治るからねと宣言してくる。
過酷な治療も頑張ったからねと報告してくる。

生きてるってすごい事だと思う。

きっと母も生きたかったと思う。

１７回忌にあわせて治療終わりにしてくれたのかな～？

きっと母が「私の１７回忌には来なさいよ」って治療の終わりを合わせたんじゃないかと思う（笑）