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日本サッカー進化形

2010年06月20日 13:27

どうやら日本サッカーの新しい形が本当に見えてきたようです。

その「進化形」は、皮肉にも日本サッカーがこれまで長い年月をかけて築き上げてきたものを捨て去ることによって生み出されました。
さらに皮肉なのは、それを生み出したのは誰なのか、どういう時期だったのかということ。

W杯を直前に控え、強豪国との親善試合が続く中でもがき苦しんだ日本代表
これまでのサッカーでは決して勝てない。それに気づいたのがほかならぬ選手たち。
日本サッカー協会でもなく、監督・コーチでもなく(!)、ヨーロッパクラブでプレーしている選手たち。
彼らが非情決断を下したのです。これまでの日本サッカーを捨て去るという決断を。

彼らが決断を下した、下さざるを得なかったのは、W杯本大会が目前に迫っていたから。
惨敗を避けるには決断するしかなかったのです。首脳陣に任せておいては勝てない。最終合宿はまさに最後のチャンス。これに賭けるしかない。

よく言われることですが、日本サッカーは世界から遅れを取っています。
ガラパゴス”と揶揄されることもしばしば。

世界の進化を知らない監督を切り捨てることでかろうじて生き残る可能性がでてきました。
監督と「10番」を外すという大博打によって奇跡的に手に入れた“可能性”。

これが単なる“可能性”で終わってしまうのか否かは次のデンマーク戦にかかっています。
単なる決勝トーナメント出場がかかってるだけではありません。日本サッカーの将来がかかっているのです。

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