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リチャード・ダッド作 「Fairy Feller's Master-stroke」
2010年05月08日 17:22
一点ものでその画家の作品群や作風、画家が好きという訳ではな
く、その一点があるが故にその画家の名が記憶に残る!
その作品の存在だけで存在価値を認めてしまえる
という逸品です。
ロンドンのテート・ギャラリーに収蔵されている絵ですが
画集や画像で見てもこの絵の凄みは伝わらない、
というのも私も随分と久しぶりにこの絵と再会!
このデジカフェで『めぐ』さんの「ピンポイントで好き
な作品」という言葉に記憶を辿ったら、位の一番に
思い浮かんだ作品がこれ「Fairy Feller's Master-stroke」って
訳! P10号ほどの小さな作品だがそのマチエールというか
ファクチュールが凄い!です。
縦長の30号位の大きさだったように記憶していましたが
調べるとP10号程度、色彩はグレートーンの押さえの効いた
他では見る事の無い様な独特の色調で内に秘めた情念や
凄みを感ました。
タッチというかマチエールがまた鳥肌物で、かぶりつきで
画面を凝視するとその異様なタッチ!!
タッチと言っていいのか?
パレット上で完全に練り上げて作った絵の具を微細なほんの小さ
な筆先にやっと載る様な粒状にして、その粒を一粒、ひとつぶ
画面に置いていってその粒を見つめながら引いて引いてゆくと
その粒が色面になりもっと引いてゆくと形となって
絵に成ってしまう!と言う感じでしょうか!?
パレット上で完全に練り上げて作った絵の具 →とはもうすでに
絵の具では無く、その粒がその色を持った固有の物質の様で
粒々の集大成の凄み!
精神を病んで病院の中で約十年かけて仕上げたと言う作品
確かに凄い作品と言うことは約十年かかったという事を
知らなくても伝わりました。
でその他の作品はと言うと病む前の作品群はどうって事無い
アカデミックなありふれた作品で画集を購入する気も起きず
「Fairy Feller's Master-stroke」のカードだけ購入しました。
めぐさん
伊藤若冲、ハンマースホイ、フリーダ・カーロの中では
私が男だからでしょうか?!一番遠いと感じます。
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