明日の記憶

渡辺謙さんが初主演に選んだだけあって、見応え充分です。久し振りに号泣した様な気がします。
上半期中では、一番かもプロデュサーズと悩むけど、ちょっとこっちの方が良かったかな。
映画の感想としては、若年性アルツハイマーになって行く話なんですが、ちょっとまえに、「私の頭の中の消しゴム」と言う作品がありましたが、同じ様な内容ですが、２０代で発病してしまう若い夫婦の話でしたが、こっちは５０才を前に発病してしまう、やはり新婚と夫婦生活が２０年ぐらい過ぎた夫婦では、同じ悲しい話でも、重みが違うように感じます。
奥さん役の樋口可南子さんの、夫を支える姿に、また感動です。二人の演技が凄くリアルに見えて迫力です。たまりに溜まったストレスが爆発する所なんかも良かったです。
いくつか、ベストシーンが有りまして、娘の結婚式でスピーチをするシーンや仕事の取引相手からの電話のシーンとか、香川照之さん最高です。
この映画を観ながら、ふと自分の親の事を考えてました。親子は血の繋がりが有るけど、夫婦は所詮は他人なんて言う事も有りますが、この映画を観たり、自分の親の事を思い出したら、夫婦の絆は、特別だと改めて実感しました。やはり縁があって一緒になって、数十年一緒に暮らした二人には、いくら子供でも入る隙間は無いと思います。
話がそれたので、今日はこの辺で、もう直ぐ父の日ですが、いまいち母の日より認知度が低いですが、父の日にも定番の花があるって知ってました？最近テレビで見たんですけど、白い薔薇だそうです。日曜日は白い薔薇でも買って墓参りでも行こうかなって、母の日も結局、墓参りに行ってない、親不孝ものでございます。