メナムの残照

昨日から自分の心の故郷でもあるここタイにまたやってきた。
ここで昔駐在員として何年か暮らしたが、その時の思いでは人生の中でもひときわ輝いている。

　いまこの文章をメナム、チャオプラヤーの川のほとりのいつものお気に入りのシートで冷たいビール、コーヒーを味わいながら書いている。
　足元の木の床の隙間に川面がゆれ、川を多くの船が行きかい、観光、生活の人々が重なり合いながらずっと見ててもあきない。
　この川岸にはシャングリラ、オリエンタルホテルなど世界でも有名なホテルが並んでいるが、自分はメコンホテルが好きだ。
　今いる場所はそこではないけれど。大好きだった翡翠のお店が閉店してしまった。経済の影響で観光客が減っていることは事実だけど、また日本からの人は少しずつ戻ってきたような・・・・。

　　メナムといえばあの有名な小説”メナムの残照”日本人小堀とタイの女性アンスマリンの恋愛小説だが何度読んでもいい。
　　自分もかつて・・・川面の光はメナムの残照・・・
時間は川のように流れている。

　　さあ、今日はどうしようか。そうだ今晩はあそこへ行こう。タイの時間が流れてゆく。