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てんびんの詩

2010年02月14日 22:03

先日「幸せを引き寄せるお金の習慣」という本を買い、読んでいるのですがその中で次の映画の話が出てきました。


「てんびんの詩(うた)」
舞台大正時代末期の近江滋賀県)、商家の跡取り息子が主人公である。彼は小学校卒業式の翌日から、家訓どおり店の商品であるなべのふたの行商に出される。商売を一から体で覚えるためだ。十三歳の春である。
 ぼんぼん息子は一変した待遇に戸惑い不満たらたらに、一人でてんびんを担いで家を出る。店の奉公人の家や、可愛がってくれた知人や親類宅をまわるが、不必要なものは買わぬと、どこもつれない。かえって彼の不遜なおしつけがましい売り方を、それでは心のこもった商売はできぬといさめる。
 決して意地悪くしているのではない。どの大人も彼に商売とは何かをこんこんと諭す。地域ぐるみで少年を一人前の商人にしようという熱意が伝わってくる。
 来る日も来る日も売れないなべぶたを担いで家を出る少年。それをふびんに思う母親を、祖母は「人を育てるのは親の一大事業やで」と励ます。
 そんな日々が三ヶ月続く。その間、かっての級友にいじめられたり、うそをついて同情買いをしてもらおうとしたのがばれて追い回されたり、さんざんな目にあう。あげく、彼は川端でふと目についた、洗いかけの古いなべのふたをぜんぶ川に流そうとする。自分の持っている新品を買ってもらうために。しかしそう思ったとたん、彼は突然、それまで苦労を共にしてきたなべのふたがいとおしくなり、たわしを持って洗い始める。。そこへ村人のおかみさんが通りかかり、事情を知ってなべのふたを買ってくれる。少年の無心の姿がやっと三ヶ月日の最初の客をよんだのだ。

まだ見てないのですが日々の仕事に対する心構えが変わりそうな気がします

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