誕生日

昨日は年末に別れた彼女の誕生日だった。

すれ違いというか、彼女の中に僕への気持ちが無いといわれて終わった。

正確には微妙に違うのだろうけど、簡潔に言えばそういう事になる。

mixiのメッセージで彼女に誕生日祝いのメッセージを送った。

昼間と夕方に彼女からの足跡がついていた。



彼女は不器用な女なのだとわかっている。

いつも「私は仕事も出来ないし、人ともうまく付き合えない」といっていた。

歳の離れた僕と関係が始まったのも、そんな彼女の気持ちを理解してあげられたからなのだと思う。

別れた後、どうしてるのかな。

今日は誰かとデートでもしてるのだろうか・・・

でも、もしも一人だったら、さびしい誕生日だよな。


ふと思った。

彼女は父親を早くに亡くしている。

そうだよな。僕は彼女にとって父親的存在だったのだろう。

だから、父親みたいに接して欲しいのではないだろうか。

そんな風に思って彼女に電話してみた。

５回ならして出なかったら切るつもりだった。

１回で電話に出た彼女は風邪ひいて寝込んでいるという。

３０分ほどたわいない話をして電話を終えた。