- 名前
- bishop
- 性別
- ♂
- 年齢
- 41歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 好きな飲み物は、大塚製薬のステビア! 好きな食べ物は、カロリーメイトのベジタブル味!...
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[人に教える]という事
2010年01月03日 04:50
知っている人が知らない人に教える。
趣味や仕事を教える。
この時にいつも気をつけている事。
教えると言う事は、やってあげると言う事ではない。
教えると言う事は、自分で気付くヒントや きっかけを与える事。
僕は そう思っている。
僕が相手の作業に対して違和感を感じたその瞬間に、作業を中断させる。
[今、順調? 本当にそれで合ってる?]
[さっき僕が言った事な~んだ?]
僕に余裕がある時は、叱りはしない。
[これをこの状態のままにしておくとね、5分後位にピンチになるの。何の事だか分かるかな~?]
なぞなぞ、そんな感じ。
少しずつ分かりやすいヒントを出していく。
覚えの悪い人でも、何回か続けると、少ないヒントで正解を返してくれる。
そして次第にヒントを必要としなくなり、自立して考えてくれるようになるのだ。
言われて、やる。
のと
気付いて、やる。
天と地ほどの差。
自分が気付くと、世界が変わるのだ。
今まで見ていた景色の輪郭が、よりクッキリする。
自分が気付くと、相手の事にも気付く。
だが、余裕の無い時は そうもいかないものだ。
数時間前、休憩室。
ドアが半開きな為、女の子のしゃべり声が僕の仕事エリアまで届く。
どうやら同じポジションで働いている仲間についての愚痴らしい。
休憩室の中には、その女の子と、
同じポジションの女の子、
違うポジションの女の子、
事務作業中の男性社員。
よくある風景と言えばよくある風景だ。
気にもとめず私は仕事を続ける。
やがて、その女の子と同じポジションの子が帰り、違うポジションの子が帰る。
そして愚痴をこぼした女の子が着替えようと休憩室を出る。
少しの間があった後、男性社員が女の子を追いかけ一言。
[おい、皆疲れてんだからさ、あんまり愚痴愚痴言うのやめてくんねーかな。]
……視界に入らないやりとりだったが、女の子の声は聞こえて来ない。
少し間を起き、男性社員は休憩室に戻り事務作業を続ける。
女の子はこわばったままの表情で僕の後ろを通り過ぎ、着替え室に入る。
一瞬にして空気が凍り付く。
今日は忙しかった。
ヘルプもなく、シフトイン人数も足りず。
2人とも、余裕が無かったのだ。
自分に余裕が無かっただけ…僕はそう思いたい。
だから、こんな事で明日からギクシャクして欲しくない。
着替え室から女の子が出てくる。
時間を置いて、僕は一言。
[たまには一杯、いっちゃう?]
僕の左手には、消毒用アルコールスプレー。
女の子は プッ と吹き出し
[それ飲んだら死んじゃいますよ]
こわばった表情が和らぐ
[そうだね~。度数100%だからキッツいよね~。]
[いやむしろ、度数とかの問題じゃないし…。]
少し後、女の子は省エネな声で、
[おつかれさまです]を2回言い、帰っていった。
僕と男性社員で、2回。
作業中の男性社員に聞こえない小さな声。
それでも、僕の分の挨拶と、男性社員の分の挨拶、2回。
少し嬉しかった。
やがて男性社員も作業を終え、僕と笑い話で盛り上がる(←僕仕事中やけど笑
女の子にキレた事を感じさせない喋りだが、目が充血していて顔が赤い。
この男性も、ただ余裕が無かっただけなのだ。
10時間立ちっぱなしで働き、休憩がてらにクレーム対応でお客様の元へバタバタと、食事もとれず、勤務が終わったらパソコンとにらめっこで事務作業。
聞いてるだけでこちらの精神的ゆとりも無くなる位だ。
忙しかった今日も終わりを告げようとしている。
男性社員は僕とキャラが似ていて、よく馬鹿話をして盛り上がる(たまに喧嘩っぽくもなるが)。
愚痴をこぼした女の子は僕と笑いのツボが同じで、よく悪ふざけをする(主に僕がね)。
だから僕は待っている。
女の子には
[愚痴は誰彼構わず言うもんじゃない]
とは言わない
男性社員には
[彼女、最近自分の壁にぶつかってるみたいなんで、悪く言わないであげて]
とは言わない
だって
2人とも、もう気付き始めているハズだから。
変わる片鱗がある事を、僕は気付いてるから。
だから僕は、今日も[人に教える]。
どうでも良い豆知識を(←えぇぇぇ
このデジログへのコメント
いっぱいあるね-
シャワーあてるのもいいかも
またね。
おやすみなさい
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