非情な罠！届け、この思い

私がヤボ用で病院を訪れたエピソードである。
ちなみに食事中の人は遠慮して欲しい。

私が病院を訪れた時、たまたま、尿意の反対のほうがしたくなり、たまらずトイレに駆け込んだ。
無事、ズボンを下げ行為をしている最中、数人の声がした。
(新規の客かな。)
そう思った瞬間、ハッとした。
女性の声だ。
(ん、なぜ？)
と思うと、どうやら掃除の人らしい。
が、しかし声が若い…、しかも二人。
私は迷った。ここで放屁をしたらこのトイレ内の雰囲気がぶち壊しになる。どうする…
待つか…、と私が思った瞬間、更に1人、入ってきた。どうやら、新人研修らしく何やら薬品の解説を始める1人の女性。
「これ使えば黄ばみ落ちるから。」等、喋っている。いや、ちょっと待て。先に事務室で説明すればいいじゃないか。実践しなくても。
いや、何もここでやらなくてもいいじゃないか。
数分間、激しく込み上げる放屁との熾烈な戦いが繰り広げられる。
私の愛しい尻が悲鳴を上げる。
早く、去ってくれ。限界だ。駄目か俺の尻よ。
そう思った瞬間、「じゃあ、次は女子トイレね。」
バタン。
…
…
嵐は去った。尻よ、俺たちは勝ったんだ。私は噛みしめながら放屁した。