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しつこいが乳がん検診について

2009年09月28日 19:50

先日2人が退職した関係で目が回る忙しさだった。
最近電話を受けていて、30代の乳がん検診の申し込みの電話をよく受ける。
初めて受診するからわからないので・・という人にはよく説明してあげる。
しかし最初から「私はマンモグラフィを受けたい!」と言い張る人が最近多い。
30代の乳房の形成は乳腺が張り巡らされていて、これをマンモグラフィで撮影すると真っ白に写る。
何か異常が(例えばポリープのようなしこりとか)あった場合、白く写るので、真っ白の中から白い異常を探すのだから、医者泣かせである。フィルムを見ながら異常を探すのだが(読影と言う)大変苦労するそうだ。
これが50を過ぎていくと乳腺は自然に脂肪に変わり黒く写る。
そうなった場合、黒い中から白いものを探すのだから簡単なのである。
そのため30代には乳腺超音波を勧めている。超音波なら異常のある部分に音波を与えて形を形成する事が出来るので若い人間には最適な方法だと思える。
最初の話に戻るが、何故30代でもマンモを望むのか・・それはメディアのせいである。
乳がんは若い女性でもあります。乳がん検診を受けましょう!マンモグラフィを受けましょう!」
ピンクリボン運動とか、マスコミメディアに踊らされている。
そしてそれを操っているのは厚生労働省である。
厚労省だって当然医師からデータを取り、そういう結論で結んでいるのだろうが、それはあくまでも外来・治療の医師、言えば日本医師会のデータの基づいている。
外来では超音波のように時間のかかる(乳房全体にプローブをあてなければいけないので時間がかかる)ようなことはしない。
しかし予防医療の中では年代に合った検査をすることに心がけている。これが「日本ドック学会」である。
残念ながら厚生労働省とドック学会の繋がりが薄い。だからこんなひずみが出る。
もし30代より若い方で乳がんの検診を受けたくて、乳腺外来以外で検査を受けたい方がいたら、ぜひ参考にしてほしい。

このデジログへのコメント

  • 小桃 2009年09月28日 20:10

    マンモグラフィは痛い
    と聞いたのでいつも超音波ですw
    でも腹の超音波は痛かった

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