- 名前
- タネリ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 52歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- 平和で平凡 それも素敵なんだけど 少し離れたところにいる誰かと緩やかに繋がるのもいい...
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あの頃
2009年07月22日 09:18
高校の時に好きだった子の家が、飲食店を営んでいる。
しばらく離れていた地元に戻り、ふと彼女を思い出す。
彼女の店に行ってみよう。味には評判のある店だ。
かなりの年月を経て、しばらくぶりに入る彼女の店。
彼女の両親がいた。それとパートのおばさん。
厨房にはもう一人。…彼女だ。
小柄で可愛らしい、あの頃のままの彼女だ。
母親と話す声も当時を思い出させてくれる。
だけど、彼女はこちらに気付かなかったようだ。
そうだよな。
彼女と顔を合わせることのできた時間の数倍の時間が過ぎたんだ。
高校時分、かなりオクテだったおれは、彼女にアプローチをかけながらも何もできなかった。付き合うってのがリアルに思えなかった。
そんなおれも、今はもう結婚して子供もいる。
聞こえてきた話からは、彼女も結婚しているようだった。
遠目に彼女を少し眺めて、あの頃の胸の締め付けられる様な恋心を思い出しながら少し高めのランチを食べて、”ごちそうさま。ありがとう。”とだけ言い、店を出た。
たまたま実家に戻っていたのか、実家に夫婦で住んでいるのかわからないけど、一目だけ見ることができて嬉しかった。
小さな小さなおれだけのエピソード。
このデジログへのコメント
ちょこまで勝手に胸がキュンとなりました。素敵な思い出がまた一つ増えましたね
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