40周年　２

寅さんの定番は、マドンナに一目ぼれして、生活が彼女中心に
なって、やがて失恋して、旅に出る。ほぼ、この１パターンです

でも、唯一寅さんに、惚れて、一度同棲までした女性がいた＾＾
旅回りの劇団で、歌手をしている、浅岡ルリ子演じる、リリーだ。
48作、虎次郎紅の花で、二人は出会う。

意気投合して、一緒に飲んだ夜、寅さんが、りりーを送る時、
りりー｛ねえ　寅さん　どこまで送って、
　　　　いただけるんですか？｝
　寅　｛男が女を送るって　場合はな
　　　　その女の玄関まで　送るって事よ｝

実際に、寅さんは、りりーを家の前まで送って、”あばよ”って
立ち去るんだけど、やけにカッコ良かった＾＾

でも、りりーは、こう言っているんだね＾＾
”かっこなんて悪くていいから
　男の気持ちを、ちゃんと伝えて
　欲しいんよ　女は”

そのまま二人は、別々の旅に出るんだけど、若かった僕は
何故寅さんは、いつものように、好きです光線を出さずに
別れたのか、理解できなかった（笑）
今想うに、大好きな人ほど、大切にしたかったんだね寅さん＾＾

その後、沖縄で再会した二人は、島で同棲を始める

この作品の良さは、日常の些細な出来事を、寅さんが演じてるが
作者の、山田洋次は、寅さんを通じて、家族、友達、恋愛等を
振り返ってみよう、と、メッセージを送ってるんだと想う

”おいちゃん　ただいま～”って、寅さんが帰ってくると
　決まって、大騒ぎが始まるんだね＾＾