- 名前
- ドクターX
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 知性派、都会的享楽主義者。 でも仕事は真面目です。都内のクリニック院長。仕事のモット...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
格差社会の成り立ちなど
2009年01月04日 09:50
今日はすこしマジメだよ。(ウラとの落差がスゴイかな)
格差社会の形成、医療・介護など社会保障の落ち込みはどこから来たのだろうか?
特に 医療崩壊 などと言われるように医療現場では驚くべき事態が起こりつつある。
約10年前英国がそうだったのです。
たとえば「がん」と診断されても手術は一年先だよなんてザラにあったのです。
オイオイ、死んじゃうよね、シャレにならないでしょう。
この原因は 鉄の女と言われた サッチャー首相 が採った政策が原因である。
サッチャリズムと称されている。
この時代 アメリカでも同様な政策 が行われ、時の大統領レーガン にちなみ レーガノミックス と言われる。
これらの政策の 経済理論 となったのが ハイエク(ハイエナじゃ
ないよ!) というひとの学説だ。
そしてハイエクの学説は 新自由主義 と総称される。
かんたんに言えば 経済に 国家が介入 してはいけない、自由に
市場(マーケット)の意思に任せなさいと言うのである。
ハイエクの時代は ソヴィエト に代表される 共産主義 が勃興し
かつ ヒットラーによるナチス が台頭してきた時代である。
また主流であった ケインズ経済理論 の矛盾が指摘され始め、
それらのアンチテーゼとして 新自由主義 が生まれたと言ってよい
よいだろう。
だからハイエクの時代にはそれなりの存在価値があったはずだ。
(フゥ~疲れた!わしゃ病み上がりじゃよ!)
じゃ、これでなぜおかしくなったの??? という疑問が沸き起こるだろう。
欲の深い人間どもに 市場を勝手にさせると むやみに儲け主義に
走ることは想像に硬くないでしょう?
それだ、それが原因なのだ!
この思想で稼ぎまくったのが ゴールドマンサックス を筆頭とする
アメリカの 投資銀行 なのだ。
やつらは日本で 禿たか と呼ばれた。
もちろんリーマンブラザースも仲間だよ。
こいつらの考えたこと! サブプライムローン !!!
だれが考えても正常じゃない。
だが実はこの日本でこの思想による改革が行われたのだ!!
いわゆる 「小泉・竹中改革」 である。
竹中氏こそは 極めて強力な 新自由主義者 なのだ。
「小さな国家」 「グローバリズム」
などは彼らのキーワードだ。
くわしく述べないがこれらを進めると
アメリカ金融帝国の一国支配となってしまうのだ。
そして 竹中のお手本 は史上稀に見る 狂暴かつ残虐 な アメリカ
金融帝国 だったのである。
小泉・竹中のやったことで絶対忘れることが出来ないのは
医療・福祉などの 社会保障費の抑制(つまり切り捨て) なのだ。
国の経済発展のためには社会保障を切り捨てることが肝要とされたの
である!
たまったものじゃないよね。
具体的にこの政策を立案したのは
「財政諮問会議」 で、この議長が 竹中 だよ。
ここでは毎年 社会保障費 を年間
「2,200億円」ずつ削減 !
することが決定されたのだ。
(つい最近あまりにひどいというので改定されました)
小泉改革により、日本の社会保障の <絶望的運命> は決定されたのだよ。
ところが医療費は 対GDP費 で見ると なんと世界で
17位か18位
なのだ。
つまり日本の医療には実は金はかかっていないのだ!!!
それを知っていながら削ったのだからアキレるよ。
ついでにいうと介護の担い手であるヘルパーさんの月給手取りは
17~19万円くらいだ。(ひどい!)
また教育費についても先進諸国の中で ビリ らしい。
これじゃ強いもの(経済力のあるもの)だけが繁栄し
弱者は切り捨て
となるのは当然だ。
ちなみに潰れたリーマンブラザースのCEOの年収は 48億円 とのこと。
強者の実態だね。
大まかだが大体以上のとおりです。
あ、そうそう、今問題の 派遣社員の制度 に対する
改革を行い 会社に有利 にしたのも 竹中さん!
怒りの ドクターX でした。(笑い)
このデジログへのコメント
> メラさん エヘヘ、一応はマジメな院長ですよ。昼はマジメな医者、夜は・・・?私も診察したいけど沖縄じゃ遠すぎますね。残念!今後ともよろしく。
> ☆しぃな☆さん うんそうかもしれないね。30歳くらいのマジメなヘルパーが仕事終わってコンビニで弁当買って発泡酒も買いたいけどどちらか一つにしないと苦しいといってたよ。ムチャクチャな話だね。
> ゆみさん ドイツは成立まで20年かかった。国民参加で論議したからね、日本は国民の関心が薄いのがマズイです。若い人もいずれはかかわることだから勉強してもらいたい。有難うございました。
あけおめ♪です。とても為になるログですね。(^^)
クレアさん有難う。キミの流し目って見たいなあ。栃木は若いころ数年間某病院に勤務していましたよ。今後ともヨロシク!
ドクターXさん表と裏が別人のようですf^_^;
この日本悲しい現実長生きするとたいへんです
> noaさん 人生表も裏もあります、って裏がありすぎるんですがね私の場合。でもどちらも私でございますよ~昼間は超マジメな医師、夜は??言わぬが花だ。
コメントを書く