不死身の男２

とまあ、こんな感じの事故だったのですが、実はそれほど
軽症ではなかったのです（笑）
というよりも医者からは「おそらくこのしびれは治らないかも
知れません」とつっこみを入れたくなるようなお言葉も頂戴
してしまいました。
痛みがあるのは右腰と右足（しびれ）なのですが、レントゲンを
見ると、右腰の3番目と4番目の間がえらく狭くなっていたのです。
衝突したｼｮｯｸで起こる症状としては考えにくいとは先生も
言ってたのですが、現にそれが起こってしまったのですね（笑）
この隙間には軟骨があるのですが、事故のｼｮｯｸでその軟骨が
減ってしまったというか削れてしまったというかそんな症状に
なっていたのです。これは腰の牽引で隙間を空けるしかないそうで
それにしても完治は難しいとの説明を受けました。
病院を出て僕はある事を決心しました。
「今後、腰や足がこのままなら自転車に長時間乗るのは厳しくなる。それはいやや！」

と言う事で新しい自転車を作る事にしたのです。（爆）

もし乗れなくなるのだったら少しでも乗れるうちに、また乗りたい
自転車なら気持ちに張りが出て必死に直すだろう。。といった
あきれた動機から自分にとっての「あがり」の自転車を
組む事にしたのです。その自転車とは。。。

デローザ　チタニオXS

デローザというイタリアの老舗工房で
おそらく溶接フレームとしては世界で一番高いフレーム。
チタンは加工がむずかしくあまり作れないのと少し前までは
軍事産業でしか使われていなかったチタンを使っているのが
値段を跳ね上る一番の理由だと思います。

その自転車もあらゆる手を尽くしてやっと先週完成しました。

乗った時の印象は。。。物凄く固い乗り味だけど物凄く進む
って感じですかね？今の足の状態では3日で膝を壊すでしょう（笑）

この芸術品を乗り倒すためにも絶対完治させます。