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女性中心に静かなヒット

2008年10月17日 19:54

シロタ家の20世紀女性中心に静かなヒット
10月17日7時5分配信 VARIETY

シロタ家の20世紀

 藤原智子監督のドキュメンタリー映画『シロタ家の20世紀』が、静かなヒットを続けている。東京神保町岩波ホールで、稼働率が90%を超える日も続出し素晴らしい成績を記録している。

シロタ家の20世紀』の場面写真はこちら

 日本人女性人権確立に大きな影響を与えた日本国憲法第14条および24条。その草案に携わった米国人女性べアテ・シロタ・ゴードンさんとその家族の姿を描く。戦争をくぐり抜けてきたそれぞれの家族の人生模様とベアテさんの平和への思いが、感動を呼んでいるのだ。

 9月27日の公開から17日(金)までの3週間限定上映だが、上映が進むにつれ口コミが広がり、じわじわと動員が増加し始めた。1週目が2192人を動員し興行収入318万7000円だったのに対し、2週目は3019人動員で442万9000円と上昇。前週3連休最後の13日には1日だけで616人を動員し、稼働率93%を記録するほどの伸びを見せた。15日はさらに上回る631人を記録し、稼働率95%を突破。3週目の興収は580万円を見込んでおり、尻上がりの興行展開になった。

 藤原監督は、長年にわたりドキュメンタリーを手がけてきたベテラン監督。本作は、同じベアテさんにスポットを当てヒットした『べアテの贈りもの』(2004)の続編的な作品だ。観客は40代から60代の女性が中心だが、20代、30代の女性も見受けられる。リピーターの観客が早くも出始めるなど、ドキュメンタリーとしては珍しい広がり方を見せている。

 劇場関係者は、「前売り券が売れていたので期待はしていたのですが、正直ここまでとは思っていませんでした。家族の過酷な運命とべアテさんの生き方を通して、映画が描く平和への強い思いが観客の心を打っているようです」と話す。岩波ホールでは17日に上映を終了するが、製作会社では今後も上映の機会を予定しているという。


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最終更新:10月17日7時5分

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今年の秋は 娯楽作品が少ないですネぇ

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