惜春

選ばれて　或ることの

恍惚と　不安

我にあり

ベルレエヌ


ぐふふ、そんな両間をずっとぐるぐるぐるぐるしていて
４度目の夏を迎えて
関係性は崩れて崩れて崩れて
芸術とはかけ離れたものになってきた。
最初がすごくきれいだった。
へんなカーブもなくて
クリスタルの正方形みたいな。
理想的な形だった。
でもそんなのだれだってつくれるよーなきがする

季節がめぐる
風がふいた
たまに雨がふるし

どんどん
理想から離れていくことが恋の完成形へのプロセスなんだと思う。

溶けたり

割れたりは

今のこの時間に

この男と

このおんな


だったからこそ
なんじゃないでしょうか。


ずっとかわらない　
あいの　かたちなんて
きっとない。

形はくずれようとも
ずっと素材は
かわらないんだと思うけど。わたしはね。