「西の魔女が死んだ」観たよ

心に沁みる映画でした。
原作は梨木香歩でロングセラーになってるらしい。
森の中の家で一人静かに暮らすイギリス人のおばあちゃんと、中学校を登校拒否になったまいと言う孫娘（つまりクォーター）との触れ合いを通して生きることについて優しく語り掛けてます。
まいのセリフ「クラスでは女子のグループがいくつかできてみんなどれかに属すことになる。その中では面白くないことでも笑っていなきゃいけない。わたしはそれがイヤで自分らしくいようとしたら、いつの間にか孤立してしまった。グループ同士は余り交流しないけど、一つだけ仲良くなれる方法がある。それは誰か一人を敵にすること」
おばあちゃんはそれを聞いて深くため息をついてまいを抱きしめます。
実はおばあちゃんは予知能力を持つ魔女で（つまり西の魔女）まいは魔女になる修行を始める。
おばあちゃんはまいに生きる意味や死んだらどうなるかを話したり、野いちごを摘んでジャムを一緒に作ったりしてまいの成長を見守る。

おばあちゃんというのは知恵があって優しくて頼れる貴重な存在なんだって改めて思いました。
監督は男性だけどまいの心情を細やかに描いてます。
風景もいいしカメラワークもいい。
いい映画でした。