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激しいデットヒートの末!!の巻

2008年06月30日 04:57

おなじみのファンファーレと共に全艇一斉にピットアウト。グランドチャンピオン決定戦、優勝戦の火蓋が今、切って落とされた。
全艇揃ったピットアウトからコース取りへ、進入は目立った動きも無く内から1.2.3「4.5.6となった。
そして、スタート!4号艇坪井が宣言通りのコンマ06のトップスタート、内へ艇を寄せ捲ろうとするも内側3艇も負けじと0台スタートを決め簡単には捲らせない。
そうなるとレースは内へと目が行く。インから昨年同様湯川が押し切り狙い先制ターン・・・

しかし、次の瞬間・・・湯川がわずかにターンマークを外す。
その隙を、王者がそして昨年の賞金王男が見逃さなかった・・・

ターンマークギリギリを黒いカポック松井が差しきる!そして湯川と松井のわずかな隙間を縫って吉川の鋭い捲り差し襲い掛かった!

一瞬のどよめきが場内を襲う。赤の勝負服が両者の艇間を割り突き抜けるかと思えたからだ。

しかし、後一歩のところで湯川の航跡にはまり外へと流れる。
だがまだどよめきは続く。依然松井は湯川の内への会心の差しを決めバック内よりで湯川と並走状態なのだ。最内からは捲りから、捲りから差しへ移行した坪井も抜群の伸びでせまるがもはや艇間は3艇身。勝負は松井、湯川どちらが勝つのか、その一点場内全ての視線が釘付けになった。

そして1周2マークで更にどよめきが湧き上がる。内、松井が勝負を決めたかに見えたその時、ターンマークを少し外し外へ流れたのだ・・。王者痛恨のミスターン。それを見逃さなかった湯川である。内から小回りで切り返し図る坪井の頭をおさえつける渾身の差しハンドルがここで決まる!
松井、湯川またも並走状態で勝負は2マーク

今度は内、有利な位置から湯川が先制ターンを放つ、が、またここで少しターンマークを外す・・・それを松井が見逃すはずもなく内へと進路を変え湯川の艇に襲い掛かる。艇を寄せ湯川へと切り返しを図ったのだ。
しかし、湯川は松井の艇が見えるとターンを更にわずかに外へと流し、切り返してきた松井を引き波に乗せてしまう。引き波にはまった松井の艇はずるずる後退。2周1マークまで続いた激しい戦いについに決着がついたのである。
これまでグランドチャンピオン決定戦を2度制覇した者はいない。それを連覇という最高の形でやってのけた湯川浩司。艇界の快速王子がついに快速王へと変貌を遂げた!


しかし!俺の船券はあろう事か前日予想と食い違ったためはずれたのであった(T_T)
今節-102K(-"-;)

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