- 名前
- ゆい
- 性別
- ♀
- 年齢
- 65歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- Never say die! 昨年暮れのクリスマスに×同士の彼と入籍、再婚( ̄ー+ ̄...
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心の叫び!
2008年06月21日 16:38
「私を見てちょうだい」
看護婦さん、いったい何を見ているの?
私の何を見ているの?
あんたがたに見える私は
ただの不機嫌な顔をしたぼけ老人でしょうね
ぼんやりとうつろな目をして
つぎに何したらいいかもわからない老人でしようね
ぼろぼろこぼしながら食べものを口に運び
「ちゃんと食べて!」と大声で言われても
返事もしない老人でしょうね
看護婦さんのしてくれることには知らん顔をして
年がら年中、靴や靴下の片方をさがしている老人でしょうね
お風呂や食事を嫌がってみても
どうせ他にすることもないからって
結局はいいなりになる老人でしょうね
どう、この通りでしょう?
これがあんたがたに見える私でしょう?
さあ、看護婦さん
よおく目を開けて、私を見てちょうだい
ここでじっと座って
命令されるままに動き
言われるままに食べる私が
本当はどういう人間なのか教えてあげるから
私はね、10の歳には
両親や兄弟の愛に囲まれた子どもだった
娘盛りの16には
愛する人に巡り会える日を夢見る乙女だった
20歳で花嫁となり
心弾ませて「この人に一生を捧げます」と誓ったのよ
25には母親となって
子どもたちのために心安らぐ家庭を築こうとした
30のころは子どももすくすくと育ち
親子は永遠の絆で結ばれていたの
40になると子どもたちは一人前になり巣立っていった
でも私は嘆かない
愛する夫がそばにいたから。
50代は再び赤ん妨に囲まれ
わが子とともに孫たちの成長を見守ったわ
そして暗い日々がやってくる
夫が死んでしまったから
行く末を案じて不安におののいたわ
子どもたちはそれぞれが
子育てに精一杯だったもの
そこで、思いは過ぎ去った愛の日々に飛んでいった
もう私は年老いてしまった
時の流れは情け容赦なく
年寄りをおろかに見せ
身体をぼろぼろにし
美しさも精気もどこかへおいやってしまう
そして、かっての柔らかな心は
石のように閉ざされてしまった
でもこの朽ちかけた肉体の奥には
若い娘がいまだに住んでいるの
この苦しみに満ちた胸は今一度
過ぎ去った日々を思い出しては
喜びにはずみ、悲しみにふさぐ
こうして、人生をいつくしみながら
もう一度生き直しているの
駆け足で通り過ぎていった
あっと言う間の年月を思うと
人生のはかなさをつくづく思い知らされる
そうなの、だから看護婦さん
よおく目を開けて、私を見てちょうだい
ここにいるのは
ただの不機嫌なぼけ老人じゃない
もっと近くに寄って
本当の私を見てちょうだい
著者不明 ロナルド・タールステン寄稿
(スコットランドのある老人病院棟から見つかった詩)
是を読んで、胸が痛く為りました。。。
介護の仕事に携わり、見て見ぬ振りの部分が自分に無かったか?
何れは自分も通る道、何時か同じ思いをするかも知れません。
よ~く、耳を澄ませ、心の目を見開いて患者の痛みを理解し享受しなくては。。。
何故なら、人の痛み(身体と心の)を知るのが
私達の使命で有り、其れを少しでも軽減させるのが勤めですもん。
初心に立ち返り、もう1度新たな気持ちで仕事に立ち向かいたいと
切に感じた文章との出逢いでした!
https://jp.youtube.com/watch?v=_ZkgtU8UoZE&feature=related
>ゲンキさん、沢山のコメ有り難う!そしてこのデジの感想も嬉しく拝見致しました。何だかエロイ話抜きで面白くも無いとは思ったのですが~(笑)♪ 偶には真摯に為りたいが本音です。少しは笑えるネタも書ければ良いのですが。。。q(^・・^)p にまっ!
>oldradicalさん、ですねぇ~「女、三界に家無し!」この言葉を最近、実感して居ます。ε-(´・`)フー!ま 然し、性別別にして、男も女も相手を受け入れる事の大事さを普段、忘れて居るのじゃ無いかしら?
そして、其れに気づいたら即 生き方を変えて行かなくてはと考えさせられる詩との出逢いでした。
>アリサさん、(_ _)うんうん !他人事で無いっす!何時までも女でやんすしねぇ~
>ヒロさんも、入院経験がお有りだったのでしょうか?真摯に自分達の仕事の大事さを改めて感じます。心って大切ですよねぇ~
このデジログへのコメント
まさに心が表れる素敵な詩だった!女の一生の意味は深く、相手を認めることの大切さを教えてくれる内容だ。
介護する人との意志の疎通出来ないと、とてつもない焦燥感、空しさが来ていつまで続くのかな?
と弱気に
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