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今思い出しても不思議なこと

2006年01月24日 17:54

浪人中の出来事。
郷里から単身上京していた私は池袋の小さなアパートから予備校に通っていた。親からの仕送りは家賃の4万9千円しか受け取っていなかったので、夜はアルバイトをしなければ食べていけなかった。朝早くから授業。夜は遅くまでバイト、家に帰ってから朝の3時頃まで勉強という毎日だった。

ある日、授業が早めに終わり、バイトまでの時間が空いたので家に帰って寝ていた。夕方で、部屋の中は薄暗かった。
うとうとしていると、家の中で誰かが動く気配がする。鍵はちゃんとかけてあるはず。気のせいだろうと思ってそのまま目を閉じていた。

すると突然、誰かが私の足首を強い力でつかみ、脚を上に上げるとズルッズルッという感じで引っ張っていく。びっくりして目を開いたら、なんと、私の体から私が抜け出ている。私の意識はあるのだが、私の体を自分が見下ろしているのである。パニック状態になって「あっ、あっ」と声にならないうめき声を上げて焦っていると、突然パチーンと、ゴムに弾かれたように自分の体(といっても意識だけ)が体に戻っていった。
いったい何だったんだろう・・・。

その後、立花隆さんの著書「臨死体験」などを読むと、死から生還した人の話として、魂が肉体から抜け出ていくという話が多くある。

何だったんでしょうね。驚きでパニックにはなったが、恐ろしいとは感じなかった。

私の母も姉もいろいろと不思議な体験をしている。またいつかご紹介。

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