映画「No　Country　（For　Old　Men）」

見に行ってきました。
そう、アカデミー賞作品賞を受賞した映画。

ひっさびさに緊張感バリバリの映画でしたね。圧巻はなんといっても殺し屋役のハビエル・バルデムっておっさん。かなりキテマス。オカッパだぜオカッパ（笑）。
「シャイニング」のジャック・ニコルソンを思い出しました。でも、「シャイニング」ではジャック・ニコルソンに霊が乗り移ってあんな感じになったんやけど、こやつは素で恐ろしい。

映画自身は現代犯罪の不条理を淡々と描いているわけやけど、所謂、勧善懲悪のハリウッド映画を期待したら絶対へこみます[m:246]
どことなくクリント・イーストウッドが監督する映画に似てます。この現代で起こってることはそんな簡単なことやないで・・・みたいな。
という意味で日本題「No　Country」よりも原題の「No　Country　For　Old　Men」の方がしっくりきます。それにしてもコーエン兄弟やりますな。

アカデミー作品賞もわかる気がします。
久々に楽しめた映画です。