ふと…君を思い出す

忙しい日々

昔の仕事に戻り
勘を取り戻しつつ
充実した毎日を過ごす

仕事が途切れ
机の前で
ﾀﾊﾞｺをふかし一休み

ふと君を思い出す…

いつのまにか1年たった

君の顔を見なくなってから…


何年も一緒だったせいか
全然懐かしいという気がしない…

もし明日ばったり街であっても

『久しぶり!』

…というｾﾘﾌは出てこないだろう


幸せでいるだろうか?

僕のせいで何年も遠回りをさせてしまった…



多分今の僕なら
君も僕と結婚してくれたのだろう…

君にﾌﾗれた痛みと
君のいない1年が僕を大人にしてくれたから…

あの頃の僕は本当にｶﾞｷだったね!

将来のことなど考えもせず…
いつまでも2人楽しく過ごせると思っていた…

｢今でも好きだよ｣

君が去り際に言った最後のｾﾘﾌも今なら理解できるよ…

高校生の恋愛ごっこじゃないからね…
好きなﾀﾞｹじゃ付き合えない…

仕事に没頭し運良くとんとん拍子に地位が上がっていくなかで
僕は社会人としての常識の一部を学び忘れてしまったみたいだよ…

それもこの1年で学んだ

もし今度逢えたならあの時言えなかった
｢ごめんね｣の一言と


感謝の言葉を伝えたい…


過ぎてしまった時が
巻き戻せないのは知ってるから…

精一杯強がって



『ありがとう』



と伝えたい…



君が幸せでいることと
あの頃よりさらにいい女になってることを


願ってます