- 名前
- みしのん
- 性別
- ♂
- 年齢
- 58歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- 今年も ここで 毎日 日記を書いていきます。 私からのメール返信は かなり遅いです。...
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握る
2007年12月01日 19:22
今日、親戚と一緒に、
入院している祖父の所に見舞いに行った。
聞いた話では、
おじいちゃん(95歳)・・・もう、相当 危ないらしい。
食べるチカラも しゃべるチカラも無く、
見舞いに誰かが来ても、本人は分かってない、と聞いたが・・・。
病院に着き、
祖父の病室に行くと、すっかり、やせ細っている。
最近のベッドは高機能なのネ。
体重が、ベッドの足下のコントローラーに表示されている。
数値は40圈
普段、おじいさんの世話をしている、叔父さん(祖父の長男)が、
祖父に顔を近付けて、自分の顔を自分で指し、こう聞く。
「わかる? わかる?」
祖父は うなづいていた。
そのあと、うちの母(祖父の長女)が話し掛ける。
「おじいちゃん、来たよ。わかる? 早く元気になってね」
祖父は うなづいている。
叔父さんが言うには、
「分かる?と聞けば うなづくし、
分からない?と聞いても うなづく」らしい。
叔父さんが祖父の前に手をかざし、祖父の反応を見る。
「目も見えなくなったみたいだ」
祖父に対して、
「(見舞いに来た自分の事を)誰だか分かる?」という質問を
するのを見て、とても嫌な気持ちになった。
『分からなければ、分からない・・・それで いいじゃないか』
そう思ってた。
30分ぐらいして、お見舞い終了。
もしかしたら、祖父と会えるのは、これが最後かも知れない。
その気持ちから、私は祖父のそばに行った。
手か顔に触れてあげようと、私が手を差し出したら、
祖父が私の手を握ってきた。
顔を見れば、乏しい表情の中、かすかに笑っている。
あぁ、まだ、目も見えてるし、ちゃんと分かってるんだね。
少しだけ、ホッとした。
♪ハイハイ~ 今日の写真も本文には関係ありません。
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