西の魔女が死んだ

Yahooのオンライン試写会で観ました。
　中学生になったばかりの女の子「まい」は、クラスの（女の子の）友だちの間で浮いてしまい、不登校となります。ママ（りょうが演じています）は、まいの不登校の理由を聞くでもなく（これっていいですよね）、彼女を自分の母親が一人で住む森の中の家に連れて行きます。そんなママが電話で「あの子はむかしから扱いにくかったから・・」と言っているのを聞いてしまい、まいはいっそう傷ついているのですが・・。
　実は、まいの祖母（ママの母親）はイギリス人で、日本人の祖母と結婚して日本でずっと生活をしているのですが、愛した夫（まいの祖父ですね）も死に、彼女は自分の独りきりの生活を頑なに守って暮らしいます。
　大好きな祖母との生活ですが、祖母はまいに秘密を打ち明けます。実は祖母の家系は魔女の家系だというのです。そしてまいに魔女修行をすることを誘うのです。まいはその誘いに乗って、まずは規則正しい生活を行い・・・・。
　徐々に魔女修行が進んでいくのですが、飼っていた鶏が何者（いたち？犬？）かに殺されたり、となりに住むおじさん（木村祐一）がまいのお気に入りの場所にはいりこんできたりと、いろいろあるうちに、まいのパパが祖母の家を訪れます。
　パパは、まいにある話を持ちかけます・・・・・。
　そして、ひょんなことから祖母と仲たがいしたまま祖母と別れたまいでしたが、２年後、西の魔女が死んだという知らせが届きます。泣き崩れるママ、立ち尽くすまい。でも、彼女が好きな「キュウリ草」のところに行ってみると、そこには「ニシノマジョカラヒガシノマジョヘ　オバアチャンノタマシイ　・・・・・・」
　そうです、祖母はまいとの約束を覚えていたのです。

　うーん、話の筋はけっこう優等生的なお話で、夏休み課題図書みたいなんですが、映画としてはどうなんでしょうか。可もなく不可もなく、記憶に残らない映画になっています。
　ただ、サチ・パーカーの演技は味があるものです。シャーリー・マクレーンの娘だそうです。魔女役としては、なるほどシャーリー・マクレーン（あの輪廻転生のですよ！）の娘ならはまり役なのでしょうね。