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DoCoMo 新料金プラン
2007年10月27日 15:47
今日のニュース記事の中に『NTTドコモは26日、1円携帯の見直しを受けた対応として端末代金が高くなるかわりに月額基本料が従来より大幅に安くなる新料金プランを導入すると発表した・・・』って記事が有りました。
そもそも今の携帯電話ってどういう仕組みになっているかって事なんだけど、現在携帯会社(キャリア)は端末1台あたり数万円の販売奨励金を支払って端末価格を値下げする仕組みを採用しているんですよ。で・・・キャリアはその負担額を毎月の通信料に上乗せして回収しているって事ね。
その販売推奨金の他にも各種のオプション契約を結ぶ事によって、販売店には更にリベートが入ってくる仕組みですから、例え1円で携帯端末を販売しても販売店は儲かるんですね。でもこの仕組みって、同じ端末を長く使う人が損をする不公平な仕組みな訳ですよ。
今回DoCoMoが発表した新プランは、その販売推奨金の仕組みを止めて携帯端末本体を正規の値段に近づける代わりに毎月の通信料を安くしますってもの。この方式は以前からSoftBankも採用していますね。
今日の記事の内容を解り易く説明するとこんな感じかな。
確かに記事自体は事実を書いていると思うんですけど、その制度によるマイナス面まで触れて書いている記事って見かけませんでしたね。
これで長い間同じ端末を使い続けている人も納得って訳にはならないのも事実なんですよ。
例えば携帯が故障してしまった場合などには、今までで有れば安い機種に交換することも可能でしたし、新しい機種でも3万円?程度で購入できたはず。でも販売推奨金が無くなれば正規の本体価格で購入しなければならないって事ですからね。
その他にも機種変更のサイクルは長くなると思いますから、当然製造しているメーカーにとってはマイナスでしょうし、そして何より最新機種が売れなくなれば携帯コンテンツなどの開発もスピードダウンしちゃいそうですしね。
最初記事だけを読めば、悪習慣を断って良い方向に向かっている印象を持つかもしれないですけど、実際にはマイナス面だって有る訳ですから、その辺も当然説明して欲しいよね。
マスコミなんて自分に都合の良い事だけを書いて、不都合な部分まではなかなか書きませんから、こういった記事を読む時には良い処だけでは無く悪い所も有るだろうって事を意識しながら読まなきゃね・・・・
Dance Dance Dance ちょっとマスコミに踊らされてみました。
多分上に書いたような事を考える人は多いと思うんですよね。マスコミだって当然そのくらいの事は承知で記事を書いていると思うしね。
実はここからが今日の本題。
そもそも販売推奨金を無くす事によって、高額な端末を買わなければならないって事に疑問を持ちませんか?大体なんで携帯端末がこんなに高くなるかと言えば、各キャリアが顧客を囲い込んで居るからなんですよ。
キャリアとしてDoCoMoを使うからには端末もDoCoMoでなければならないって事ね。ですから端末を作っているメーカーも各キャリアの仕様毎に専用端末を作らなければならない訳ですから、当然端末本体だって高くなってしまうんです。
じゃぁ携帯端末をキャリア間で共通にしてしまえば良いって気がしません?
実は・・・もうなっているんですよ。AUはちょっと方式が違いますけど、FOMAを始めとする第三世代の携帯端末の基本的な構造はキャリア間で共通なんですよ。
携帯に入っているSIMカードと呼ばれるものに所有者ID等の情報は全て入っていますから、端末を変えてもSIMカードを差し替えるだけで、そのままの電話場号で使えるって事ね。
実際に今だってDoCoMo同士であればSIMカードの差し替えだけで別の端末を使う事は可能ですからね。
で・・・本来で有ればDoCoMoの機種でSoftBankのSIMカードも使えるはずなんですけど、今は敢えて使えない仕様にしてあるんですよ。一般的にSIMロックと呼ばれているものですね。
キャリアはキャリアとして好きなものを選んで、機種は好きなものを選べる事が本来の姿だと思うんですが、現状はなってないですよね。通信サービスと携帯端末のハードは切り離して考えるべきだと思いますよ。
例えばパソコンの世界だってNTTのフレッツを使うなら、このパソコンの中から好きな機種を選んで下さいって事は無いでしょう?パソコンは好きなものを買えば良いだけの事。
事実世界的に見ても日本のように通信とハードを抱き合わせしている例は少ないらしいですからね。
さっき書いた携帯端末のキャリア間の共通化によって端末代金だって安くなるって話にしても、このSIMロックのせいで完全な共通化が出来ていないって事も一因なんですよね。
最初にも書いたとおり現状では日本の携帯端末は報奨金のおかげで安く入手する事が出来ますから、そのまま海外に持ち出されたらキャリアとしては大損害な訳ですよ。ですから海外の格安キャリアのSIMカードを使えなくするために、簡単にはSIMロックを解除出来ないような端末を作らなければならない訳で、その分余計なコストも掛かってくるって事ですね。
この問題は国内でのキャリア間って事よりも国際的なキャリア間での問題も多く含んでは居ますけど、それだって日本だけが国際的な流れに乗っていない事によるものですからね。
総務省でもこのSIMロックについては問題視しているようで、平成10年度をメドに法令改正も含めた方向で検討をしているようですけど、当然各キャリアは反対してますよね。
そりゃSIMロックを始めとした顧客の囲い込みをしていた方がビジネス的には美味しいですから当然と言えば当然ですけどね。
正直自分もSIMロックの解除がBestな方法なのかも解りませんよ。どういう制度にしても良い面と悪い面は有りますからね。でも現時点では通信とハードの切り離しって事は悪い選択では無いと思っています。
携帯の料金プランや制度を語ろうと思えば、本当はもっと別な処に問題点がある事をマスコミとしては指摘しなきゃいけないと思うんですけど、そういった報道って余り無いんですよね~なんたってマスコミにとって携帯各社は大切なお客様ですからね。
今日の記事だって下手をすると本質的な部分とは違った方向に誘導されてしまいそうな記事だと思いますよ。ユーザにとっての「ちょっとだけ良くなる」を公表しただけで「すごく良くなる」には決して触れる事は無いんですからね。
こういった事例が昨日のログで言いたかった事なんですよ。
今日たまたまドコモの事が記事になっていたので書いてみましたけど、これだって当然もっともっといろんな見方が有りますよね。その辺は読む人次第って事なんでしょうけど。
もともと自分は頻繁に携帯を使う方では無いので、個人的には携帯の話には余り興味は無いんですけどねぇ・・・
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