いい女を抱いて 死にてえ

「ああ、いい女を抱いて　死にてぇ」
最近よく思うことが、これだ。

俺が女だったら、さしずめ
「ああ、いい男に抱かれて　死にたいわ」
なのかもしれない。


親から、先祖代々つながって、今日まできているこの命。
そんな簡単に、死にたい、だなんて言ってはいかん！

と、もちろん思うのだが・・・
生きていればいろいろあって、
「ああ、いい女を抱いて、死にてぇ」なのだ。


朝の１０時過ぎには
二人だけの部屋に入る。

その時は
特別ないい部屋にする。
なにしろ、
いい女、大好きな女、大好きな彼女なんだからな。


ゆっくり服の上から愛撫
ゆっくり脱がせて愛撫

下着をゆっくりぬがせて・・シャワー

それから・・・

それからじっくり・・・２時間近くかけて
愛撫だ　キスだ　クン二だ　愛撫だ・・・

挿入したら　そんな簡単に出したりはしない。
いいや出さない。
それが目的ではない。
そもそも、目的だなんて　思わない。

好きな相手が
何度も何度もイクのを
俺が愛撫して　キスして　クン二して　
繰り返して　繰り返して　全身に　繰り返して

それからひとつになって
じっくりゆっくり、つよく、よわく・・
体位もかえながら

好きな相手が
何度も何度もイクのを
よーく見て、

目的があるとしたら、
好きな相手に
よりたくさん、
より強く
何度も何度も感じてもらうことだ。

男の使命はそれに尽きる。
そう思う。


汗をかきながら
汗をふきながら、
いい女、大好きな相手とのＳＥＸ・・

・・・そうこうしているうちに、２時間だ。


昼は、特別うまいものを食べる。
なんていったって、
いい女、好きな女を、抱きながら死ぬんだからな・・・。

中トロがいいな。
ウニもほしい。
鮪のカマの塩焼きもいい。

レアのステーキもだ。

美味しい滑らかなグリーンスム―ジも
こういう時だ。
彼女が欲しがるかもしれない。
糖度の高いオレンジを混ぜて作って飲もう。

それから、

美味い酒もいる。
好きな相手にたのみこんで
ワカメ酒もいただく。

これは、お風呂でするか・・・。
飲んだあとは、そのままクン二だな・・。

そしたら食事の最中だというのに
入れたくなってしまうな・・

しっかり飲んで食べて、


それから夕方までに２回。
それぞれ、
１時間くらいじっくり時間をかけて。

いい女、大好きな女とのＳＥＸは
あきないのだ。


午後の１回目１時間のあとは、
いい女、大好きな女と、
ちょっと昼寝だ。

裸のまんま、
抱きしめたまんま
二人してスースー寝息をかく


それから
その日の３回目。

その日の３回目は、
さすがの彼女でも、
「声がかれちゃったわ・・」
とか、
「なんか、ひりひりしてきた」っていうだろうから、

滑らかジェルの特別バージョンを使う。
クレイジーガールっていうやつだ。

これがまた凄い、ききめ。

彼女は復活。
そして、
彼女はへとへとになる。
そして、ふと、思う
・・・ねえ、なんで、イかないの・・・私じゃあ満足しないの？・・・

そのころに、
俺は、その日の最後だと思って
いいや、人生の最後だと思って、

思い切りピストンする。

大好きな彼女の声

大好きな彼女は、
悦びもだえ、部屋は喘ぎ声で充満する。


そして、
おれは、
人生最後の射精をする。

大好きな彼女は
・・・ああ、わたしを抱いてイってくれたのね・・
と嬉しい気持ちになる・・・

そして俺は
息絶える。


「ああ　いい女を抱いて　死にてぇ」

＊

いい女を抱くためには　
おれがまず　いい男にならないと　いかんな。

ということは、
まだまだ死ねない・・・

頑張って今日も仕事して
なんとか生き抜くか。

この頃は、そんな　感じ。