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印象深い話:重荷を背負う男
2013年04月11日 14:17
とても参考になる、ある物語です
昔、神は人間を創造した。
神は人間に十字架を背負わせ、聖なる地に導くことにした。
その旅は長く険しかったが、人間が天国へ行く為に神が定めた道のりだった。
ある時、一人の男が旅の途中で立ち止まった。
「ああ、この十字架はとても重い。まだどの位これを担いで行かなければならないのか?」
男に疑問が生じた。
そこで、男は背負っている十字架を少し切り取った。
すると、十字架の重さは少し軽くなり、旅路はちょっと楽になった。
男はまた暫くすると十字架を切り取り、旅路の苦労を減らした。
男は旅を続けながら十字架を少しずつ切り取り、他の人に追いついた。
男はだいぶ十字架を切り取ったが、それでも満足せず、神と交渉することにした。
「神よ、もっと十字架を切り取ってもいいでしょうか?そうすれば、より早く進むことができます」
神は答えなかったが、男は十字架の大部分を切り取ってしまった。
他の人は重い十字架を背負いながら、ゆっくりと前へ進んでいる。
一方、男の十字架は軽く、足取りも軽やかに一番先頭を歩いた。
ある日、男の目の前に深い谷が現れた。そこには橋も道もない。
どうやってその谷間を渡ればいいのだろうか?
男が困惑していると、重い十字架を背負った人間達が男に追いついてきた。
彼らは背中の十字架を降ろすと、それを谷間にかけ、橋にして渡って行った。
男も同じように谷間を渡りたかったが、彼の十字架は短すぎてできなかった。
谷間を渡った人間たちは暫く旅を続け、ようやく聖なる地に到着した。
男は泣きながら谷間の前で座り込んだ。
「私にも長い十字架があったのに、それを大事にしなかった。神の意思に従わず、自分の安逸だけを求めた結果だ。私にとって最も大切なものを失ってしまった。もう私は聖なる地へ辿り着けない。こんなに辛いことが他にあるだろうか!」
辛いこと、苦しい事、悲しいこと。生きていると色々あります。皆あります。部活でレギュラーとれなかったり、恋人にふられたり、人に騙されて悔しい思いをしたり、一生懸命働いても認めて貰えなかったり、家事を沢山したって褒めて貰えなかったり、本当に色々あります。そんな中皆頑張っています。
誰にも認められなくても頑張っています。背負ったモノを降ろさずに頑張っています。だから頑張っている人達に、未来への架け橋がかかる。
その積み重ねた自分の強さがいつしか力となっている。
自ら荷物を背負っていく人でありたい。
[本当に重要な人間で、多くの苦難を受けずに生きた人はかつてなかった]
byカール・ヒルティ(スイスの哲学者・法学者)
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