冗談の恋

ギャハハハ、ジョーダンもほどににしてよ、

そ、いいたいだろ、

それが、ジョーダンではないんだな、


考えてもみな、おまえの恋が冗談の恋だろ、ギャハハハ

本人は真剣でも、傍目にはジョーダンになっている。

オイ、マジかよ、

大半がこれだ、

言い換えれば、結婚の大半以上が、墓場になっている。

そうだな、99％ととは言わないが、90％くらいかな、ギャハハハ


うんだから、テレビで見る仲のいい夫婦にケリを入れたくなる、

おまえは、誤解している、それがテレビだってコトにな、

おまえは、カンチガイしている、

ワタシだけが、夫婦仲がうまくいってないって、

そうじゃない、おまえ以外も、ぜ～んぶ、うまくいってない、

よそはよく見えるって、隣の芝生はよくみえる、

そういうことだ。


なら、も、冗談だろ、ギャハハハ

なぜなら、結婚式で誓い合う、

一生、幸せにするって、

一生、おまえだけを愛するって、

一生、一生、・・・・・・

そして、半年後には。不幸せになって、他人を愛する、

他人を愛するのは広い心の持ち主だから、ま、よしとしよう、
一緒になって、フコーになることもあるまい。

なら、も、ジョーダンだろ、ギャハハハ


これがジョーダンだと思わなければ、息苦しい、
とてもじゃないが、生きるのにバカバカしい、

バカバカしい人生にも意義があると思たい、なら、

も、ジョーダンしかないだろ、ギャハハハ


ワタシの恋はジョーダンよ、

ホントの恋はこれから始めるの、

ハクバの王子がカボッチャで迎えに来るの、

うちの亭主はジョーダンよ、

ホントの夫はハクバに跨がってるの、


女は昼と夜の顔は別人になる、


世界が漆黒のマントを纏い始めると、情景が一変する、

漆黒のマントは女を獰猛にする。

ジョーダンの恋はホンキの恋に豹変する、

女はハクバに変身し、ムチ打たれることを、ことのほか喜ぶ、

ね、、打って、
ね、ぶって、、
ね、ワタシのケツ、
ぶってえ～

ジョーダンの亭主は思いっきり、ハクバのケツをムチ打つ、

ジョーダンの恋はホンキの恋に変身する

ハクバに跨がった亭主は、思いっきりハクバを責める、

バカバカしいジョーダンは、一振りのムチで払拭され、
ナマナマしいショーの世界が、えんえんと繰り広げられる。

漆黒の暗闇で続けられる歓声と叫喚とで、白肌のハクバは快楽に昇天する。


次の朝、疲れ果ていぎたなく寝ている亭主の隣で、

ジョーダンの恋も、悪くないわよ、


ギャハハハ


白馬に跨がらない亭主は？

しらあ～ん