大江戸色模様

「いやん～途中で辞めちゃあ」
「ごめんよ、何故か元気が無くなって」

お糸は最後までしたかったかのか、小さくなった佐吉の肉棒を口にほうばり、
必死に立たせようとした、

その日の佐吉は元気がなくなり役立たずだった、

お園が来てからは毎日が気がきではなく憂鬱な日々を暮らした、

そんなお園に縁談が持ちあがった、
佐吉の店に出入りをしてる大工の親方が自分の弟子に嫁にやりたいと言ってきた、

大旦那から相談をされた佐吉は渡りに船、地獄に仏と思いながら、

「それはようございました」
「お前もそう思うかい、では早速、親方に話を進めて貰うかね」

この話を聞いたお園は何やら嬉しいそうで、人が変わったように明るく嫁入りまで働いた、

お糸もまるで自分か妹を嫁に出すような気持でいた、

お園が嫁入りの三日前に佐吉のたもとへ文を投げ入れた、

私は貴方が好きです。
でもお嬢さんと仲むつまじくしているのをみると諦めが着きました、
これからも二人仲良く暮らしてください、
園は安心してお嫁に参ります。

佐吉様参る


佐吉は一抹の寂しさとそれ以上にお園の幸せを祈るのだった、


　　　　END