上海事変って今頃

85年前の正確には昨日8/13日、上海にいる居留民に対して、国民党軍（蒋介石率いる）が突如攻撃して来た。中国軍機の盲爆で、民間のホテルや多くの市民が避難している大世界娯楽センターで、合計2000人程の死者を出した。この事件も東京裁判では日本軍が先に攻撃したとされてしまっている。この上海事変（正確には第2次）の前には盧溝橋事件から始まり、幾たびも中国側から日本軍が攻撃を受けている。それに対し日本の方は戦争が拡大する事を恐れ、出来る限り穏便に済ませたいと交渉を続けていたが、ついにはこの上海にいる居留民を守るため、日本は空母を３隻、陸軍の３個師団を派遣せざるを得ない事になってしまった。これがきっかけとなり、日本軍は首都南京を攻撃し陥落させた。ここで戦争を終わらせる事が出来なかったことにより、中国での戦線拡大、アメリカの対日政策が極端に悪化し、アメリカ、イギリス、オランダ、オーストラリアとも戦う羽目となり、日本の国力では長い期間戦う事が出来ない形になって行く。この第２次上海事変は日本が大東亜戦争に敗北する正に第一要因となった事件で、歴史的には世界中の人々がもっと正確に事件の全容を知るべきである。