そのままパクっと食べられる ゆでたまご

私は株を買うにあたり毎年、ヒット商品を出す会社に目を付けます。

2021年のヒット商品で、納得した商品があります。



2021年のヒット商品ランキングに「ゆでたまご」がランクインする――。

このように感じるほど、ものすごい勢いで伸びている商品がある。

キユーピー（東京都渋谷区）が販売している「そのままパクっと食べられるゆでたまご」（実勢価格88円）です。



月間10万個をつくれる体制を構築してからは、販売数は右肩上がり。

21年1月に1万個を超え、3月には2万個を軽々と超え、4月には5万個、5月には10万個に達したのだ。

1か月にゆで卵が、約1億売れるとは驚きです。



20年のたんぱく質補給食品市場は、1727億円（前年比11.8％増）を見込んでいるという。

市場が拡大している背景には、コロナ太りや運動不足解消のために、

自宅でトレーニングをする人が増えたことも大きいようで。

カラダを鍛えた→良質なたんぱく質を→気軽にゆでたまごを……といった流れのようです。



7月に「殻なしゆでたまご」を販売する予定にしているそうで、メーカーは最終的に

月に５０万個を目指すそうです。

すると、月４億４千万となり、年間で５２億８千万の売上増となります。



キユーピーの2021年11月度の売上目標は4000億円と、コロナウイルスの影響で業績は

低迷しています。

現在の株価が2588円ですが、チャートから2400円のラインが押し目買いとなります。

こうした食品事業はアフターコロナ銘柄として注目されそうです。