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中日新聞より。
2016年12月19日 23:53
『ご先祖様のおかげです』
今年の七月の真夏日、扶桑町の中川さん(73)が、スーパーマーケットへ買い物へ出かけた時の話。
店内で、友達にばったり。久しぶりだったので、休憩所でおしゃべりをすることにした。
だが、買い物の途中で、かごに商品が入っている。近くにいた女性スタッフに「ここに置かせてね」と声を掛け、レジの並び口の足元に、かごを置いた。
スタッフは無言だったが「どうぞ」というような顔つきでこちらを見た。
しばらくして戻り、かごの中を見て驚いた。
肉のトレーの上に、ポリ袋に入った氷が載せてあるではないか。あの女性スタッフの気遣いに違いない、お礼を言いたいが、姿が見えない。
支払いを済ませて外に出ると、土砂降りの雨になっていた。あいにく携帯電話を忘れ、家に連絡もできない。
仕方なく、持っていたごみ袋を頭にかぶせて走り出した。
すると、前から歩いてきた男性が、自分の差していた傘を「これ差し上げます。あまりいい傘じゃないけれど。私の家はすぐそこだから」と言い、サッと渡された。
こちらが何も答える間もなく、雨の中を全速力で走り去っていった。
「月に一度、墓参りに出掛けています。もう二十年ぐらい。『ご先祖様、どうか悪いことがありませんように』とお願いします。
夫婦で電器店を営んでいますが、そのおかげで店じまいせず、なんとか今日までほそぼそと生きてこられました。
それが、その日はなんと二つも良いことがありびっくり。
頑張るエネルギーをもらいました。親切なお二人、そしてご先祖様ありがとうございます」と中川さんは話す。
《中日新聞掲載 2016.11.20》
このデジログへのコメント
気持ちの良い話ですね。
東京ではスーパーの籠を持ち出しただけで窃盗扱い、籠の上にはゴミ。
傘は...どうかな...
地方の人の優しさを感じます。
Dmitriyiさん:こういう温かい話っていいですよね(^^)
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