成程話:大切にしたモノから大切にされる

日本一のお金持ちといわれている、斎藤一人さんのお話より紹介します。


あのね、何でも大事にしたモノが残るんだよ。
大事にしたモノには、その人のそういう波動が伝わるから、必ず向こうもこちらを大事にしてくれるんです。
私がお金を大事にするから、お金も私を大事にしてくれる。
私が人を大事にするから、いい人に囲まれてるんです。
だから、私はお金や人で困ったことが１回もないんです。
大事にしたモノが残るっていうのはね、そういう決まりがあるんです。
ハンドバッグを大事にしている人は、家にハンドバッグがいっぱい残ってるはずなんです。
ハンドバッグを大事にしてるんだから、それがあたりまえなの。
で、「私、お金ないんです」って言う。
お金を使って、ハンドバッグを買ってるんだから、お金がなくてもあたりまえなの。
人を大事にしてると、いつも人に囲まれてるはずなんです。
大事にするっていう気持ちはね、人情なの。
そして、人間っていうのは、人情がないのがいちばん損をするようになってるんです。

斎藤一人 お金に嫌われない大成功の仕組み
千葉純一 著
マキノ出版より


逆を考えるともっと分かり易いかもしれません。
お金を無駄遣いしたら？
人を大切にしなかったら？
バッグを大事にしなかったら？
命を大事にしなかったら？
往々にして、大切にしたモノは残り、大切にしなかったものは離れていきます。
いつも「おかげ様」と思って、色々なものを大切にして生きていたなら、大切なものに囲まれる世界で生きることになります。
いつも「自分が自分が」と、自分の「我」を大切に生きていたなら、自分以外のモノは皆、離れる世界で生きることになります。
「“我 ”を捨てて、 お陰おかげの“下 ”に生きよ」ですね♪

サン・テグジュペリの「星の王子さま」にあるセリフを思い出しました。
「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」
大切にしたモノが、大切に残され、とっても価値のあるかけがえのないものになるのです。
そして、
「いちばんたいせつなことは、目に見えないんだ」
人を想う気持ちも、大切にしたいと思った気持ちも、人情も、優しさも、目に見えるものではありません。
だから、「星の王子さま」では、この言葉の前にこうあるのです。
「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えないんだ」
目に見えないけど、大切なものを大切にしていきましょう♪