- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- 中身は40代。 気が弱く臆病だが、ココロは獰猛。
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
アルツハイマーは脳の糖尿病だった
2016年11月09日 10:32
この記事では
『アルツハイマーは脳の糖尿病だった』
(森下竜一・桐山秀樹 著)を取り上げながら、
アルツハイマー型認知症の発症と砂糖や人工甘味料の摂り過ぎとの関連性について述べてみたいと思います。
以前、山嶋哲盛氏の
『サラダ油をやめれば認知症にならない』
を取り上げ、サラダ油が認知症の発症原因になる理由について述べましたが、
森下竜一・桐山秀樹氏らによる、
この 『アルツハイマーは脳の糖尿病だった』を読むと、
サラダ油だけではなく、
砂糖や人工甘味料の摂り過ぎも
アルツハイマー型認知症の発症リスクを高めることが分かってきます。
では、アルツハイマーと砂糖や人工甘味料の摂り過ぎにはどのような関係性があるのでしょうか?
例えば、『アルツハイマーは脳の糖尿病だった』のなかで、以下のように書かれています。
アルツハイマー病が、もし「脳の糖尿病」であるならば、
糖尿病にかかった初期の段階で、それ以上進行しないように、原因となる生活習慣を改善しておく必要がある。
すると、
糖尿病が悪化しないだけでなく、将来、アルツハイマー病にかかる危険性も減少する。
分かりやすくいえば、
糖尿病にかからないようにしておけば、
アルツハイマー病にはかかりにくくなる。
あるいは、糖尿病とアルツハイマー病は、かかる原因が同じだということだ。(森下竜一・桐山秀樹『アルツハイマーは脳の糖尿病だった』p23~24』)
ここで大切なのは、
「糖尿病とアルツハイマー病は、かかる原因が同じ」
であるという点です。
そしてそのことに対する説明として、
『アルツハイマーは脳の糖尿病だった』のなかで以下のように述べられています。
なぜ、一見、無関係に思われるアルツハイマー病と糖尿病が、その発症原因を同じくしているのか。
その「謎」を解く鍵のひとつとなるのが、βアミロイド(アミロイドβと記すことも)というタンパク質の存在である。
アルツハイマー病は、老年になるにつれて、脳細胞にこのβアミロイドが沈着することによって起こると考えられている。
(略)βアミロイドというタンパク質は、若い頃から誰にでもたまる。
それを日々、分解して体外に排出しているのが、インスリン分解酵素である。
本来はインスリンを分解するインスリン分解酵素だが、
実はいろいろな物質を分解しており、
インスリンが少ないときには、他の物質を分解している。
その中のひとつがβアミロイドなのだ。(森下竜一・桐山秀樹『アルツハイマーは脳の糖尿病だった』p21~22)
糖尿病は認知症の原因「βアミロイド」を脳に沈着させやすくする
さらに、糖尿病になってしまうと、
一般的にアルツハイマー型認知症の原因とされる
βアミロイドがインスリン分解酵素によって分解されにくくなるため、
アルツハイマー型認知症の発症原因として有力視されているβアミロイドが、
脳に沈着しやすくなってしまうと言います。
人間は、食事をして、主要エネルギー源となる炭水化物を大量に摂ると、
血液中にグルコース(糖)があふれて、
いわゆる高血糖状態になる。
この血液中の糖を筋肉細胞に取り込んで、体を動かすエネルギー源に変えるのが、
膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンというホルモンである。
ところが、中年になって腹囲に内臓脂肪がたまると、
インスリンがなかなか効きにくい状態になる。
これを「インスリン抵抗性」と呼ぶ。
インスリンが効きにくくなって、高血糖の状態が続くと、
血管内が損傷されるなどして危険なため、
血糖を下げる目的でインスリンがさらに大量に分泌される。
この結果、血液中が高インスリン状態になってしまうわけだ。
そして、普段なら脳にたまったβアミロイドも分解するインスリン分解酵素が、
脳にあふれたインスリンを分解するので手一杯になってしまう。(森下竜一・桐山秀樹『アルツハイマーは脳の糖尿病だった』p22~23)
その結果、本来ならインスリン分解酵素によって
分解、排出される脳内のβアミロイドが、次第に沈着していき、ひいては、
メタボから
糖尿病、糖尿病からアルツハイマー病を発症してしまうことになる。
これが「アルツハイマー病=糖尿病」説だ。遺伝によって起こる
このデジログへのコメント
コメントを書く